こんにちは。カトヒサ(@hisayosky )です。
なんか最近落ち着かないわ。
心をリフレッシュするのに座禅ってどうかしら?
やっぱり修行しないとムリ?
座禅って心を落ち着けるのによさそうですよね。自宅でできて特別な道具もいりません。
しかし単純なだけに本当にできているのか心配になります。
実際、自宅で座禅を組むのは可能です。
見よう見まねで座ってもいいですが、ちょっとしたコツを押さえておくと「やってよかったな」と思える座禅が組めます。
そこで今回は自宅でもできる座禅の組み方のコツを紹介します。
ぼくも自宅で座禅をしていますが、かつてお寺にこもって座禅修行をさせていただいたことがあります。
なので基本的にはお寺で習ったやり方に沿っています。自分流のいい加減なものではありませんので安心してください。
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ではいってみましょう。
まずは基本のやり方を紹介
ぼくが見たかぎり座禅のしかたが一番わかりやすく解説されていたのは臨黄ネットさんです。
「座禅の組み方をしっかり勉強したい!」という方はこちらのサイトを参考にされるとよいですね。
写真付きで説明も簡潔でわかりやすいサイトです。
とはいえ、読んでみると気をつけることがたくさんありすぎて嫌になってしまうかもしれません。
そんな方はぜひこの先を読み進めてみてください。簡単にできるようにアレンジしたやり方を紹介します。
自宅座禅の組み方
ぼくの座禅は臨済宗のやり方に準じています。
自宅にあるものでムリなくできてお寺にいたときと近い雰囲気が出るようにアレンジを加えています。
そんなぼくの座禅のやり方を紹介していきます。
座禅の時間
いつでもいいですが、お寺では朝起きた時と夕食の前にやっていました。
自分の生活に合わせて「朝だけ」「夜だけ」でもいいでしょう。
ぼくは朝起きた時にやっています。眠っている体を起こすのにちょうどいいんですよね。
座る長さ
10分からはじめてみてはいかがでしょうか。比較的無理なく座れて達成感も得られる長さです。
お寺では30分座っていましたが、長く座ればいいというものではありません。
さすがに5分ではリラックスするのに短すぎますので、まずは10分でトライしてみましょう。
道具
ぼくが使っている道具は3つあります。
☑ストレッチポール
座禅をするときに敷く高座布団がわりに使っています。
ちなみにこれが高座布団です。
高さがあるおかげで長くよい姿勢で座っていられます。
座禅をするにはいいのですが、座禅の他に使い道がなくお値段もそれなりにします。あとけっこう重いです。
はじめは座布団を重ねたり折ったりして高くするだけでもいいと思います。
ぼくがストレッチポールを使っているのはたまたま持っていたからですが、ストレッチポールならではいいところもあります。
- 座禅だけでなくストレッチにも使える
- 座禅にちょうどよい高さ
- 長時間座っていても変形しにくい
- 軽い
- 立てて保管できるので場所を取らない
高座布団を買っても使わなくなる心配がある人にはいいかもしれませんね。
☑スマホ
タイマーとして使っています。もちろんふつうのタイマーでもOKです。
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☑シンギングボール
京都の宝泉寺で座禅のはじめとおわりに「チーン」という鈴の音がなっていたのに倣いました。
シンギングボールとはチベットの法具です。鉢のまわりでゆっくりと棒を回すと倍音が響きます。
音は気分を切り替えるきっかけを作る道具です。
自分にあった音を探してみてください。タイマーの音より断然いいですよ。
座り方
- 座骨をストレッチポールにのせます。
- 足は交差させるだけで組みません(ぼくは股関節が固いのです)。
- 前後左右に体をゆらして中心を整えます。
- 手は一休さんのようにかるく組みます。組み方はとくにありません。
本来であれば「結跏趺坐」「半跏趺坐」という組み方になりますが、できなければ無理する必要はありません。
お寺でもできない方は椅子に座って座禅をしたりしていました。
大事なのは「体を安定させること」です。体が安定すれば心も安定しやすいのです。
目
目は軽く開いています。宝泉寺では「閉じないでください」といわれました。
軽く開いて斜め下45度を見ています。
このとき顔が一緒に下がりそうになりますので注意しましょう。顔はまっすぐ前かやや下を向く程度です。
意識
3つのことをしています。
☑思いを見送る
座禅中は「思いを見送る」のだそうです。
これを消し去ろうとは思わずただ見送ってください。
すると次の思いがわいてきます。
ただ見送ればいいのです。
「無になるのじゃ!」ではないのです(笑)
☑数をかぞえる
呼吸に合わせて数をかぞえます。
息を吸いながら「1,2,3・・・・」という具合に吸いきるまで数え、吐くときも同じようにかぞえます。
☑呼吸の音を聞く
自分が呼吸する音を聞いています。ただ聞いているだけです。よく聞くとわりに大きい音がします。
これらを同時にやっているわけではありません。どれも長くは続かないものです。
なので「つぎは数をかぞえてみよう」「今度は呼吸の音を聞こう」とローテーションさせています。
意識が一つのところに集まるので、座っていても「長いー! 早く終われ~~~」とイライラすることはありません。
座禅にある「3つのリセット機能」
座禅には3つのリセット機能があって心身が整うと考えています。
姿勢のリセット
腰、肩、頭がきちんと座骨の上にのっていないとどこかに張りや痛みが生じます。
きちんと座っていると歪みがとてもわかります。
座っているうちに少しずつ姿勢のゆがみがとれていきます。
呼吸のリセット
身体が整うと息が深く吸えるようになります。
呼吸は普段浅くなりがちですから肺の奥にたまっている空気がしっかりと外に吐き出されてくるイメージです。
思考のリセット
意識のところでも書いたように、座禅では自分の意識を今に向け続けます。これにより普段考えていることからいったん思考を切り離すことができます。
心が安定しないとき意識は過去や未来に向けられています。意識を現在に向けることは心を安定させるのに有効です。
このあたりは「マインドフルネス」の考え方が参考になります。
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マインドフルネスとは
見よう見まねでもできるけど一度はお寺で体験するのがおすすめ
以上のように座禅は自宅でも比較的お金をかけず簡単にできます。
しかし可能であれば一度お寺で体験されることをおすすめします。
何回も行く必要はありません。1度行けばだいたい雰囲気はわかるはずです。
雰囲気がわかっているだけでも「なんちゃって」でなくなりますから、自宅で自信をもって行えます。
🔶座禅ができるお寺を探せるサイト
「和空」修行と宿坊のポータルサイト
まとめ:組み方がわかれば座禅は自宅でもできる。一度お寺でやっておくとなおよし
- はじめは10分でやってみる
- 安定して座れれば心も安定しやすい
- 思考」「姿勢」「呼吸」がリセットできる
- 近くのお寺で体験してみるのがおすすめ
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