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​地方で仕事を創る塾。けっきょく何をするところか知りたくはないか?

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2018年4月からフリーランスのカトーです。

ぼくはこの10月まで「地方で仕事を創る塾」に通っていました。通うといっても月に1回ずつ計4回行くだけです。

「地方で仕事を創る塾」は現在21期を終了し22期を募集しているところですが、歴史があるわりに情報は少ないのです。いったいなにをするのか入ってみないとわからないのが現状です。

思いきって入ったものの想像したのとぜんぜん違った! という事態は避けたいですよね。

そこで地創塾を卒業したばかり(2017年10月現在)のぼくが地創塾で何をしてきたかをお伝えします。

実際にビジネスはしない

まず押さえておくべきことは「実際にビジネスをするわけではない」ということ。

ぼくが勝手に想像していたのは

「まず1回目でやることを決めてビジネスをはじめる。次回の合宿で激しいディスカッションと先生からのアドバイスを受けて修正。これを繰り返すと4カ月後には立派な3万円ビジネスができあがり」

というものでした。このイメージは現実とまったく違います。

こういうのを期待して行くと実際の地創塾は「ほぼなにもしない塾」になってしまいますので注意してください。

実現可能なビジネスプランを作る

では4カ月もかけて何をするのかといいますと、ビジネスプランを作る。これだけです。

作るのはただのビジネスプランではありません。実現可能なビジネスプランです。

はじめは売れそうにもないし自分がやるかどうかも微妙なビジネスプランですが、4カ月かけて磨くことでお客さんが「買わずにはいられない」、自分が「やらずにはいられない」ものにしていきます。

ビジネスプランを磨く手順については後で述べます。

合宿の内容

地創塾は4回の合宿と3回の宿題で成り立っています。

合宿は1泊2日が3回、2泊3日が1回あります。

合宿の2日間(あるいは3日間)は毎回構成が同じです。

どのようになっているのかというと、

1日目 前回講義の感想をいう

これだけで1日目終わります。はじめは「うそーん」と思います。でも本当です。

たまに薪割りしたりツリーハウス見に行ったりもします。そしたら余計に時間が押すので全員が感想いうだけでいっぱいいっぱいになります。

ふつうなら1時間もあれば終わりそうですが、塾生の感想以上に先生のコメントが終わりなき旅なので半日かかってしまいます。

どうしてこんなに時間をかけるのでしょう。

地創塾で取り組む「3万円ビジネス」はがつがつ儲ける競争型のビジネスではありません。人の役に立つことを仲間を作って無理せずやっていくビジネスです。

だからぼくたちが当たり前だと思っている従来の思考を変えていく必要がある。自分たちの思考を変えるために先生の思考をインストールする。そのための作業であったと解釈しています。

2日目(と3日目) ビジネスプランを発表する

塾生それぞれが自分のビジネスプランを発表します。これについて他の塾生と先生からコメントをもらいます。

こちらも3時間あれば終わりそうですが、先生のコメントが終わりなき旅なので1日かかります。

1日目も2日目も宿題をもとにした発表なので、宿題をやっていないと話になりません。

ちなみに宿題は合宿の3日前までにメーリングリストで提出することになっています。

藤村先生
宿題がとっても多いですから、がんばってやってきてくださいね~

と先生におどかされたりしますが、けっしてむずかしい宿題ではありませんし作業量もそんなに多くはありません。

宿題の内容

宿題の内容は毎回ほぼ同じです。

前回講義のなかから印象の残った話を3つ選んでコメントする

講義のメモがとってあれば大丈夫です。メモがないと「あれ、どんな話だったっけ?」と慌てることになります。

ビジネスプランを作る

ビジネスプラン作りは回を重ねるごとにレベルが上がっていきます。

【1回目】とにかく作る(ほとんど妄想)

ビジネスプランを4つ作ります。

初回の講義ではグループでビジネスプランを作っていますから今度はそれを自分でやります。

テンプレートが決まっているのでそこに内容を当てはめていくだけです。

【2回目】商品性を高める

1回目の宿題で考えた4つのビジネスプランからひとつを選んで「レベル4」にする。

「レベル4」とは?

レベル5:買わずにはいられない。離婚してでも借金してでも買う

レベル4:ぜひ買いたい。お金があればきっと買う。

レベル3:限られた人が買ってもいいかなと思う。

レベル2:誰も買いたいと思わない(自分ではスバラシイと思う)。

レベル1:誰もがばかばかしいと思う(自分ではイイセンイッテルと思う)

「ぜひ買いたい」というレベル4が最低ラインで、最終的には「買わずにはいられない」レベル5にもっていきたいところです。

【3回目】「買わずにはいられない」から「やらずにはいられない」へ

細かいことを決めつつさらに商品性を高めたら、あとはこれがどうしたら実行可能になるか、というより「やらずにはいられなくなるか」を考えます。

これを明らかにするのが4回目の合宿の目的になります。宿題ではそこまでできてなくても問題ありません。

先生はこれを「ナゾナゾを解く」と言います。

ナゾナゾが解ければ「やらずにはいられない」ビジネスプランが完成します。

要するに、最初のお客さんは自分なんですね。自分さえ魅了できないビジネスに人が集まるわけありません。

けっきょくビジネスプランはできるのか?

できます。少なくともぼくはできました。

ぼくの考えたビジネスは足踏みミシンを使ったものなので、現在のところ足踏みミシンに関する知識と技術が圧倒的に足りません。

でもこれはいまからでも身に付けられますし、身に付けるのはそんなに大変なことではありません。

次にやるべきこと、その後の大まかな道筋まで地創塾で明らかになるので、あとはただはじめればいいわけです。

というわけ、壊れた足踏みミシンを探しています。心当たりがある方はぜひご連絡くださいませー。

本科か通信科か

こちらの問題、悩ましいですよね。

講義内容がわかるなら通信科でもいいのではないか、とぼくも考えました。

なにしろ受講料は本科と通信科で2倍違います。しかも本科だと交通費がかかります。はたしてお金と時間をかけてわざわざ那須に通う価値があるのかどうか。

結論をいいますと、通う価値はありました。

ぼくは本科にしてよかったです。たぶん通信科だったらダメでしたね。なにもできなかったと思います。

通信科でも講義内容はわかります。講義の様子を撮影したDVDが送られてくるのでそれを見ればいいのです。

しかし自分の考えたことについて先生と塾生の方々から直接コメントをもらうことはできません。通信科でも先生からのコメントはもらえますが本科生に比べると圧倒的に少なくなります。その場でのやりとりもできません。

他の塾生との関わりはまったくないので「一緒にやっている」感はおそらくないと思います。本科生の立場からみますと、申し訳ないですが通信科の方々の存在は希薄でした。

ぼくは通信科だったら続かなかったでしょう。送られてくるDVDを毎月ちゃんと見る自信はありません。宿題はやっつけになったと思います。このあたりは人によりけりです。

本科と通信科の受講料の差はなにを反映しているのでしょうか。ぼくは宿泊料とコミュニケーションチャンスの違いと考えています。

これを高いとみるか価格相応とみるかですね。

塾の内容を知るだけなら通信科で十分だと思います。

ですがなっとくできるビジネスプランと今後も関係の続く仲間を作りたいなら個人的には本科のほうをおすすめします。塾は4ヶ月で終わりますが、それ以降にも続く投資になります。

地創塾はスタートラインに立つ場所

素人にとってビジネスを実行に移すのはとても壁が高いです。

でももし実行に移しやすいビジネスプランがあったらどうでしょう。自分がやりたくてしょうがないビジネスプランが形になっていたらどうでしょう。

ビジネスを実行に移す壁はより低く感じられるはずです。

イメージとしてはこんな感じ。

とても自分には越えられなさそうだったのが、

だんだん足場ができてきて、

これなら飛べるかも! となる。

高くないな、と思えたら壁は飛び越えられます。

この高い壁を飛び越えるための足場を作るのが地創塾というところだと思います。

やるかどうかはあくまで自分次第ですが、塾が終わるころには始まる前よりずっとビジネスがはじめやすくなっているはずです。

まとめ

  • 「地方で仕事を創る塾」はビジネスプランを考えるところ。
  • 藤村先生と他の塾生さんたちからコメントをもらってビジネスプランをみがいていく。
  • 通信科にくらべて本科は受講料が高いが長い目で見たら高いだけのことはある。
  • 地創塾はあくまでスタートラインに立つ場所。ビジネスはけっきょく自分でやるしかない。
藤村先生
いいことばかりーではないさー、でもつぎのとびらーをノックしたーい、ふんふーん、ふふふふふんふん、ふふんふんふんおーわーりなーきたーび♪
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