もしあなたが自社のWebマーケティングを担当することになったら、何から始めますか?
この記事では、
「自社のWebマーケティングをどこから始めたらいいかわからない!」
という人のために、まず把握すべき3つのことを解説します。
この3つを押さえておけば、とりあえず明日やることは見えてくるはずです。
ぼくは集客にWebがほぼ活用できていない会社でWebマーケターとしてのキャリアをスタートしました。
そんな体験をもとに「ここがわかっていれば手が打てる」というポイントを解説します。
明日からWebマーケティングを始めるためにここをチェック
集客からCVまでの流れ
あなたの会社ではWebでどのように集客しお申し込みにつなげているでしょうか。
この流れをまずは把握します。
方法は、元から会社にいる人に聞けばOK。
ただし認識と実際が食い違っているかもしれないので、話は鵜呑みにしないこと。
「認知目的でやってる」と思われていたものが、実は積極的にCVを取りにいけるメディアだったりすることはよくあります。
だから複数人に話を聞いた上で、自分でも考えてみてください。
ちなみに弊社の集客からお申し込みまでの流れを図にするとこんな感じです。
おそらく他社でも似た感じになると思います。
Web集客がまったくできてない会社は、これを参考に仮の流れを想定するところから始めてみてください。
ちなみにこの図は「小さな会社ネット集客の鉄則」を参考に作りました。最初はこの本を丸ごと真似しておけば間違い無いです。
Webマーケティングに使う媒体の現状
流れの全体がわかったら、次はWebマーケティングに関わる各メディアの現状を把握します。
弊社でいうと、広告、Facebook、SEO、ホームページ、案内メール・メルマガが対象です。
現状の把握の仕方は、自分の感想をスプレッドシートに書いていってください。
そんなにむずかしく考えなくてOKです。
弊社のメディアについて、ぼくが着任した当時の状態で現状把握をすると以下のようになります。
- 広 告:
外部業者に委託して成果は若干出てきているが、まだそれほどでもない。できることは限られそう。 - Facebook:
投稿がおもしろくない。しばらく投稿されていない。位置付けがわからない。なくてもいいくらい。 - SEO:
7記事あるのみ。1ページ目に表示されているものもあるが、月間700PV程度。 - ホームページ:
デザインや画像が古い。ボタンが異常に小さい。余計な情報が多すぎて欲しい情報が見つからない。文字ばっか - 案内メール・メルマガ:
告知しかしていない。どちらも同じ内容で目的やターゲットが不明確。定期配信もできていない。
こんな感じで、不満がいろいろ出てくるかと。
これをもとに「どうすれば今よりよくなるか」を考えます。これが施策ですね。
自分が感じる不満を掬い取る姿勢はずっと持っておきましょう。
手に入るデータ
施策の良し悪しをどう判断するのかも考えておきます。
根拠のある判断するためにはデータが必要です。
弊社ではGoogle Analyticsだけで必要なデータはだいたい集められます。
Google Analyticsはどの会社でも必須になると思うので、もし入ってなかったら入れておきましょう。
これがないとWebマーケティングが始まらないツールです。
あとは
- ヒートマップツール
- Googleサーチコンソール
- 検索順位チェックツール
など、すでに導入しているものがないか調べておきましょう。
GA以外は初めから無理に導入する必要はありません。GAが使えるだけでも、かなりいろんなことがわかりますよ。
Google Analyticsを使うならぜひやっておきたいこと
地味ですが、Google Analyticsを使う上で絶対やっておくべきことがあります。
それは、「いつどんな変更を行ったか記録しておくこと」です。
やったことと日付をエクセルシートにでも記録しておいてください。変更の前後でGAの数値を比較し、施策の効果がわかります。
逆にこれやってないと、効果を検証しようがありません。繰り返しますが、マストです。
まとめ
以上、「Webマーケティング担当になったら最初に把握すべき3つのこと」を解説しました。
要は、全体を見てから部分にアプローチするということ。
じつを言うと、ぼくが全体を把握したのは担当になってだいぶ経ってからのことです。それまでは目についたことを片っ端から改善していました。
それでもなんとかなりますが、効率は悪かったですね。
気になるところはいっぱいかもしれませんが、グッと堪えてまずは全体を把握しましょう。