突然ですが、Ptengineって聞いたことありますか?
ああ、あのヒートマップツールのやつね
という人が多いんじゃないでしょうか。
ぼくもそう思っていたのですが、それはちょっと前までの話。今は違います。
Ptengineは2021年6月に大幅リニューアルをし、現在はヒートマップだけでなくサイト分析全体を担えるツールに生まれ変わりました。
サイト分析ツールといえばGoogleアナリティクス(GA)が有名すぎて、もはやGA一択と思っていましたが。。。
GAは無料で使えて高機能ではあるんですが、使う人にやさしいツールとは言えません。
インハウスのWebマーケター目線で考えますと、「企業で使うならPtengineの方がいいのでは?」と思える点も多々あります。
そこで今回は「企業で使うならGAよりPtengineの方がいいのでは?」と思った理由を5つ解説します。
Google Analyticsの問題点
Ptengineの話の前に、Google Analyticsの問題点について。
GAはとてもいいツールなんですが、初心者にとっては設定するのも使うのもむずかしいツールです。
むずかしくしている1番の原因は、「メニューのわかりづらさ」。
初心者がこのメニューだけで見たい情報に辿り着くのはまず無理です。
何も知らない人が見たら、「直帰率」「サイト訪問者数」など基本情報の一覧は「ホーム」にあると思うでしょう(ぼくはそうでした)。
実際は、「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」で見ることができます。知っていれば簡単ですが、知らない人には「え、そんなところにあるの?」というほど意外な場所にある。
見たい数字を探すだけでもこの大変さ。各種計測をするための設定に至っては、コードをいじる必要があったりで「もう勘弁して。。。」というレベルのはずです。
このように直感的かつ手軽に使えないのがGAの残念なところでした。
自分で調べられる人にとっては無料で使えてとてもありがたいけれど、そんな労力も気力もかけたくない人からは敬遠されるツールだったと言えるかもしれません。
Ptengineでできること
これに対してPtengineは直感的に使えるようになっています。
ホームに当たる画面がこんな感じ。メニューは上と左のツールバーにありますが、どれも書いてある通りの内容なのでまず混乱しません。
例えば「イベント」の数値を見たり設定をしたりしたければ、メニューの「イベント」をクリックすればOK。いたってシンプルです。
予想どおりのところに、予想どおりのものがある。使いやすいツールの条件が満たされている!
その上、GAよりたくさんのことができてしまいます。
- A/Bテスト
- ポップアップ表示
- パーソナライズ
- テキストやリンク修正などのサイト編集
- ヒートマップ分析
- セグメント分析などアクセス解析
例えばGAではヒートマップ分析はできませんので、別にツールを設定する必要がありました。
Ptengineはヒートマップ分析が標準装備になっています。専用のタグを計測したいサイトに1つ埋め込むだけで、上記すべてのツールが使えます。
初心者にとってはタグを埋め込むだけでもハードル高かったりしますが、そこにも配慮がされており、基本的にPtengineの案内通りにやっていけば大丈夫です。
Ptengineの使用にかかる費用
とはいえ、Ptengineは有料です。いくら便利でもお金をかけてまで導入するほどのものなのか、気になりますね?
Ptengineの機能を全部使うとして、月々にかかる費用は以下のとおり。
3,000PVまで | 10,000PVまで | 50,000PVまで |
---|---|---|
10,978円(税込) | 21,780円(税込) | 43,780円(税込) |
月間10,000PVのサイトなら毎月2万円強の出費です。GAなら無料だと思うと、「けっこうかかるな」が正直な感想ではないでしょうか。
でもこれ以上のリターンがあったり、削減できるコストがあるなら、導入する価値アリとなりませんか?
ではどんなところがよかったのか紹介していきます。お値段以上の価値がありそうか、ご覧ください。
学習コストが低い
直感的に使えるので、事前に学習する必要がほぼありません。習うより慣れろで十分使えるようになります。
メニューとサイトの構成がわかりやすいのもありますが、わかりにくそうなところにはちゃんと解説がついています。
各種設定などの操作は、ページ内の短い動画で解説してくれています。
ちょっとしたことですが、これからやることがわかるので初めての人にはうれしい。ググる必要もほぼありません。
学習コストが低いと、チーム内での共有がラク。だからチームで使いやすい。
担当者が交代することになり次の担当者への引き継ぐ場合も、簡単な説明で理解してもらえるでしょう。
作業コストが低い
一つ一つの作業が簡単なのも、Ptengineの価値です。
例えばクリックなどのイベント計測の設定。
GAでやろうとすると、それだけで記事が1本書けてしまうくらい複雑な手順がかかります。コードを扱うので、初心者の人はそれだけでもうダメなはず。
Ptengineはこちらの画像のとおり、わずか3ステップで完了します。
実際のサイトを見ながら直感的に設定。やり方をググることなく目的が達成できます。
イベント設定に限らず、ユーザーに手間をかけさせないように手順が設計されているので、設定作業が早く終わります。
企業のWebマーケティングを担当する人は、分析だけしているわけではありません。忙しい中で時間を見つけて作業をするので、手順が簡単であることはとても重要なんですよね。
ふつうなら有料のヒートマップを標準装備
Ptengineにはヒートマップが標準でついています。GAにはついていません。
ヒートマップを使うには、ふつう有料のサービスを別に契約する必要があります。しかもこれが結構いいお値段です。
例えばぼくが使っていたものは、ヒートマップだけで1ヶ月8000円ほどでした。
ヒートマップには継続的に無料で使えるサービスはなく、使うなら有料を選ぶしかありません。ちゃんとしたものを使うなら、お値段もそれなりにかかります。
そう考えると、Ptengineは3000PVまでなら1万円ほどで使えますから、ヒートマップ単体とほぼ同額。+2,000円で分析機能がオールインワンで使えるなら割安と言えるのではないでしょうか。
サイトを自分で修正できる
それでもまだ「高いなぁ」という人に知ってほしいのが、Ptengineの「Experience」という機能です。
ここではサイトにちょっとした修正を加えて結果を見る「A/Bテスト」ができます。
テストができるのはもちろんいいんですが、個人的にうれしいのは「サイトを自分で編集できること」です。
上画像では「アイビスペイントの〜」というテキストの色を赤に変えました。他にテキストを書き直したり、バナーやポップアップを追加したりすることもできます。
業者に頼むほどではない、ちょっとした修正はわりと頻繁に発生します。
自社サイトを外注で作った場合、修正をするにはいちいち業者に依頼しなければなりません。その度に時間もお金もかかりますので、頻繁に頼むことはできません。修正はよくて年に数回程度でしょう。
でも、それではサイト改善のPDCAは回せません。思いついたらすぐ実行して結果を見られないとダメなのです。
Ptengineの編集機能使えば、サイト制作の専門知識がない人でもパワポ感覚で修正ができます。
業者に修正を依頼する費用もPtengineの使用料の中に含まれていると考えれば、先にお見せした価格の見え方がまた違ってくるのではないでしょうか。
費用のことを差し引いても、自社でホームページの編集ができるのはWebマーケティングのPDCAを回す上で非常に有利。これは間違いありません。
サポートが”ちゃんと”サポートしてくれる
最後にお伝えするのはPtengineのサポートについて。わからないことがあったら、チャットで質問できるようになっています。
でも、チャットボットが答える「使えないチャットサポート」なんじゃないの?
と思いますよね。ぼくもそう思っていました。
世の中には質問しても答えてくれなかったり、「それじゃない」答えが返ってきたりするチャットサポートは少なくありません。
しかしPtengineのチャットサポートは違いました。
まずボットではありません。ちゃんと人が答えてくれます。
ぼくはイベント設定がうまくいかずサポートを使ってみたのですが、解決するまで丁寧に対応してくださいました。
合計4往復のやりとりで画像や、時には動画も駆使して質問に答えてくれています。
おかげで問題は無事解決できました(けっきょく原因はブラウザでした。Chromeを使用したらあっさり解決)。
平日のオフィスタイムしか答えてくれませんが、質問できる時に投げておけばちゃんと答えが返ってきます。
インハウスのWebマーケタ目線で見て、とても使い勝手がいいサポートでした。
現場では答えをちゃんと返してくれるだけでなく、ある程度の速さも求められます。時間の制限も実質なし。その点でも安心して使えるサービスだと思いました。
まとめ
以上、「企業で使うならGAよりPtengineの方がいいのでは?」と思った理由を5つご紹介しました。
有料なので個人での使用はお勧めしませんが、リターンが見込める企業であればPtengineは検討に値するツールです。
むずかしくて面倒なイメージだったWebサイトの分析作業を、手軽で誰にでもできるものに変えてくれます。
「チームでWebマーケティングに取り組んでいる」「一人で担当していて少しでも工数を減らしたい」という方は、Ptengineのサイトをご覧になってみてください。
最初は無料で使うこともできますので、まずは触ってみることをお勧めします。