こんにちは。カトー(@hisayosky)です。

プログラミング勉強しているけど、あたしいつになったら仕事できるようになるのかしら?
プログラミングを独学しているといつ「実務レベル」になれるのかよくわからないですよね。
結論から言いますと、2ヶ月あれば実務レベルになれます。
一部のミラクルな人は1ヶ月でも可能です。
ぼくは今年の5月28日からプログラミングを勉強し始めて、7月24日に初案件を獲得しました。
この記事を書いている現在は、デザイン案件3つ、ランディングページ制作案件1つをいただいています。
ぼくは今年の3月まで病院職員でした(言語聴覚士というリハビリ職種)。
プログラミングはまったくゼロからのスタートでした。それでも2ヶ月で仕事が取れるレベルにたどり着けました。
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しかし「2ヶ月あれば誰でもできる」とは言えません。
2ヶ月で「別人か!?」と思うほどのスキルを獲得するには、それなりに条件があります。
今回は「プログラミングを2ヶ月で実務レベルにするために満たすべき条件」について解説します。
すべてぼく自身がこの2ヶ月でやってきたことです。
ではいってみましょう。
そもそも実務レベルってどのくらい?
ここでいう「実務レベル」とは、
- コーポレートサイト (レスポンシブ)
- ランディングページ(レスポンシブ)
が作れ、
- ワードプレスの基本的な構造を理解している
状態です。
これができるためには、以下のスキルを身につける必要があります。
- HTML
- CSS
- Bootstrap
- PHP
- jQuery
- MySQL
- WordPress
PHPから下の4項目は、最低限ワードプレス案件に対応できるくらいの知識があればなんとかなります。
「基礎+ワードプレスに関連する知識をちょこっと」というイメージですね。
もちろん深く知っておくに越したことはありませんが、とりあえず仕事ができる程度の知識をつけて走り出した方がいいです。
たった2ヶ月でプログラミングの仕事ができるようになる条件
大量の学習時間
iSaraに参加してからのぼくの学習時間は、
事前学習 6時間 × 40日 =240時間
バンコク 8時間 × 20日 =160時間
合計400時間でした。
プログラミングの全てに共通しますが、最初はなんでも難しいです。
でも、100時間で入門レベルになり、200時間で初心者レベルになり、300時間で脱初心者くらいで、500時間で中級者くらい、1,000時間やれば最低限は食えるレベル、みたいな感じです #peing #質問箱 https://t.co/wAphPZIlsW— Manabu (@manabubannai) July 13, 2018
@manabubannai さんの基準だと400時間はだいたい中級者レベルですね。
ぼくは退職していたので、時間の確保はむずかしくありませんでした。在職中の方だと時間と体力の確保が壁になってきます。



でも1日2時間ずつ200日ならできるんじゃない?
確かにそれでも400時間は達成できますが、スキルの伸びが小さくなります。
日数がかかるほど忘れることも多くなりますし、挫折する可能性も高くなります。
ぼくはこのパターンで英語がいまでもできていません(そもそも200日続かなかった)。
目覚ましいスキルアップを目指したいなら、学習時間は「短期間に」「集中的に」「大量投入」すべきです。
学習のロードマップ
あなたはプログラミングを実務レベルにするために「いつ」「どんなことを」「どのくらい」勉強すればいいかわかりますか?
これが「学習のロードマップ」です。
ロードマップがあれば、常に目の前の課題に集中するだけで自然と「実務レベル」への階段を駆け上がることができます。
ロードマップがないと「いま何をすべきか」考える時間と労力が要ります。
やっていることが本当に有効なのか疑心暗鬼にもなるので、効率的な成長は望めません。



ロードマップなんてあるわけないでしょ!
という方はプログラミングスクールも選択肢に入ってきます。
お金はかかりますが、きちんとしたロードマップが用意されており短期間に効率的なスキルアップが期待できるからです。
無料体験もあるので「入ったけれど自分には合わなかった!」は避けられますよね。
ぼくとしましてはiSaraをおすすめしたいところですが、いつ開催されるかわかりませんし、人気過多のため開催されても参加できる保証はありません。
参考までにiSara3期のロードマップをざっくり書いておきます。上から順番にやりました。
- Progateで「HTML&CSS」を学ぶ
- 「テキストエディタ」と「Googleディベロッパーツール」を使えるようにする
- 画像データをもとにコーポレートサイト をコーディングする
- 動画でレスポンシブ制作を理解する
- 画像をもとにレスポンシブサイトのコーディングをする
- 動画でBootstrapを理解する
- Bootstrapを使ってレスポンシブサイトのコーディングをする
- 画像からランディングページをコーディングする(レスポンシブ)
- Progateで「jQuery」と「PHP」を学ぶ
- コーポレートサイト を下層ページを含めてコーディングする
- Prgateで「SQL」を学ぶ
- 「MAMP」を設定する
- 実在するランディングページをコーディングする(レスポンシブ)
- ランディングページをワードプレス化する
- ワードプレスのテーマを自作する
よくわからない言葉がいっぱい並んで見えるかもしれませんが、ぼくもそういうレベルからスタートしています。
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営業のスキル(もしくは先生)
どんなにプログラミングスキルが伸びても「依頼」がなければ仕事にはなりません。
したがってフリーランスの場合、プログラミングを実務レベルにするには「営業スキル」も必要です。
iSaraではこの点を重視しており、バンコクでの講義はほとんど仕事の獲得に関するものでした(プログラミングの講義はごくわずか)。
営業といってもメールでの営業なので、飛び込みや電話に比べるとプレッシャーはありません。
とはいえ慣れていないと営業は怖いです。
そこで「営業の先生」がいると、はじめの一歩を踏み出せる確率が高くなります。
☑どんなクライアントに
☑どんな文面で
メールを送ればいいのか。
これを知るだけでも、営業の恐怖はかなり和らぎます。恐怖さえ和らげば、メールが何通も送れます。
数撃ちゃ当たるのが営業ですが、最初の一発を打つまでがしんどいんですよね。
自分なりのやり方で数をこなすのももちろんありですが、先生を探したほうが心理的負担は少なくて済みます。
ポートフォリオ
営業するときに必要なのが「ポートフォリオ」です。
「自分が作ったものが一覧できるアルバム」みたいなものですね。
ポートフォリオがあると「どのくらいのことができそうか」相手に具体的にイメージしてもらえます。



でも、一件も仕事してないんだからポートフォリオなんてないわよ!!!
大丈夫。練習で作った模写サイトがポートフォリオに使えます。
「模写コーディングサンプル」など「模写したことがわかる名前」をつけておけば問題ありません。
実際ぼくがいただいた案件でも、
「ポートフォリオのランディングページを見て、これが作れるならあの案件頼めそうだな」
と思ってもらえたことがご依頼につながっていました。
ですので、模写コーディングするサイトは斜め上のレベルを目指したほうが後々役に立ちます。
「行動する」マインド
仕事に必要な「プログラミングスキル」と「営業スキル」は行動を通さないと学べません。
iSaraの事前学習でずっと言われていたのは
「手を動かしてください」
でした。
動画を見ている時でさえ、自分で手を動かしてコードを書いていました。
この体験で「基本、手を動かさないと何も学べない」ことが体で理解できました。
バンコクへ行ってからは営業を学んだわけですが、この時も講義で習ったことをもとにすぐに自分で文章を書いてメールを送っていました。
仕事も学習もとにかく行動しないとはじまりません。
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「先生」と「仲間」がいると挫折しにくい
ぶっちゃけ2ヶ月で実務レベルにまでもっていくのはしんどいです。
2ヶ月じゃなくてもしんどいです。挫折する要素はいくらでもあります。むしろ完遂できる要素の方が少ないかもしれません。
なので進むべき方向を指し示してくれる「先生」と苦しいときに助け合える「仲間」がいるのが理想です。
マラソンで言えば、先生が「ペースメーカー」、仲間が「同じ集団のランナー」です。みんなで走った方が1人で走るより断然早くラクに走れますし、コースも間違えません。
先生も仲間もスクールに入らないと見つけにくいかもしれません。逆の見方をすれば、先生と仲間が見つけやすいのはスクールの強みの一つです。
スクールに入らなくてもオンラインで似たような境遇の人を探す方法もあります。
1人でも一緒に走ってくれる人を見つけられると、プログラミングを仕事にする道がより拓けてきます。
まとめ:プログラミングを仕事にするなら2、3ヶ月で時間と労力を集中的に投下すべき。先生と仲間がいればなおよし
- ゼロからでも2ヶ月あれば実務レベルにもっていけます(でもたいへん)
- スクールには実務レベルにもっていくために必要なものが揃っています(お金はかかります)
- フリーランスなら「プログラミング以外のスキル」が大事です
- 行動しないことには実務レベルに到達することはありません
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