こんにちは。最近PDCAノートを仕事に活用しているカトー(@hisayosky )です。
こちらの記事でPDCAのすばらしさについて書きましたが、
本当はやってないんじゃない? 実際、どうやってんのよ?
という声が来ないうちにPDCAノートの実践方法について紹介しておこうと思います。
ぶっちゃけ『最短で目標を達成する! PDCAノート』に書いてあるとおりなのですが、はっきりいいます。
はじめは p.178-196だけ読めばいいです。
そこだけ読んでちゃっちゃとPDCAサイクルを回しましょう。目標とか細かいことは、PDCAノートをやってみて手応えをつかんでからでOK。
はじめから全部やろうとすると大変。挫折するよりミニマムで続ける方がマシ!という考え方です。
今回はぼくのPDCAノートの活用法を紹介します。
『最短で目標を達成する! PDCAノート』の内容のおよそ20ページ分だけですからとても簡単ですよ。
ではいってみましょう。
PDCAノート「黒本」だけ買った理由
岡村拓朗さん(@okamurata96 )が書かれたPDCAノートの本には黄色いのと黒いのがあります。ぼくは黒い本だけ買いました。
理由はずばり、「黒本が自分の用途に合っていたから」です。
ちなみにツイッターで推されていたのは黄色いほうの本でした。
しかし本屋で見比べてみたところ、黄色い本の内容は黒い本の一部(p.178-196)に簡単に書かれていたんですよね。
なら黒だけでいいじゃないかと。
しかも黒はただPDCAを回すだけでなく目標達成に特化した内容なわけです。
ならうってつけじゃないかと。
そんな理由で黒本だけ購入しました。
ざっくりと「最短で目標を達成する! PDCAノート」の内容を紹介
では黒本で紹介されている書き方をざっくりと紹介します。
- 「いつか」「3年以内」「1年以内」に達成したい目標を立てる
- 1年以内に達成したい目標を3カ月単位で細分化する
- 3カ月の目標を1カ月に細分化
- 1カ月の目標を1週間に細分化
- 今週の「いつ」やるか決める。つまり「計画」を「予定」にしてしまう
- 1日単位でPDCAサイクルを回す
これを見てどう思いましたか? ぼくはぶっちゃけ「やることけっこうあるんだな…」と思いました。
PDCAノート始める前に心が折れそう。。。
やる前に挫折しては元も子もありません。そこで6の「1日単位でPDCAサイクルを回す」だけに絞ってまずは始めることにしました。
一番重要なのは「デイリー目標達成PDCAノート」
目標達成のために一番重要なのは「行動すること」です。目標はぶっちゃけ後でもいい。
なのでとりあえず目標はすっ飛ばして、「デイリー目標達成PDCAノート」だけ稼働させることにしました。PDCAノートの書き方の「6」に当たる部分です。
目標を立てるところからはじめたら、いつになってもPDCAノートが稼働しないだろうなと思いました。
明確な目標があっても、PDCAサイクルが回っていなければ目標は目標のままで終わります。
とにかくPDCAサイクルが回らないことにははじまらない。
だからぼくは本をひととおり読んだあと、p.178-196 だけを見てPDCAノートを実践する戦略を取ったのです。
PDCAノートを書くならほしい3つの道具
本の中でも紹介されていますが、必要なのは「方眼ノート」「定規」「ペン」です。
定規とペンはうちにあるもので対応。ノートはマルマンの「A4 5mm方眼ルーズリーフ」、バインダーはキングジムの「テフレーヌ」を使っています。
- 超薄型の上、リングが少ないので恐ろしく軽量
- リングが上下4つずつしかないので、左ページを書くときでもリングが邪魔にならない
- 軽いので抵抗なく持ち運べる
ノートはA4サイズ以上が推奨されていますが、A5サイズのノートを見開きで使ってもいいようです。
実際使ってみると、やはりA4サイズが書きやすかったですね。
ルーズリーフを見開きで使うと、裏表両面に書くことになりあとで管理が面倒です。
A4サイズを横にして、片面だけ使うのをお勧めします。
ズボラなぼくのPDCAノートの書き方
上の画像はぼくが実際に書いているノートです。
これを参考にしながら、以下の書き方をご覧ください。
- ノートに線を引く
→ ノートに線を引きます。時間の目盛りも忘れずに。 - その日の目標「1ゴール」を決める
→ とにかくこれだけはマスト!な目標をひとつだけ決めて、ノート左上に記入。 - 「P」にやることを書く(一番左の列)
→ 成果につながることは左、それ以外は右。 - 「D」にやったことを書く(左から2番目の列)
→ ひとつ終わるごとに書いていきます。 - 「C」に気づいたことを書く(左から3番目の列)
→ あれば書く程度です。毎回ではありません。 - 「A」に次の行動を書く(一番右の列)
→ これもあれば書きますが、改善を目指すなら「C」とともに意識して書くべき。
以上です。ぼくの場合は、自分の行動について「いい加減にメモをとっている感じ」で使っています。
たったこれだけですが、以下のような変化がありました。
- 次にやることを考える時間が減った
- 作業後に「どうだったかな」と振り返る習慣がついた
- 実行不可能な量の作業を詰め込まなくなった
PDCAノートを書く前は、次に何をするのかだけ考えて、終わったことはやりっぱなし。これだと改善していくわけがないですよね。
PDCAノートは1秒でも早くはじめるのが吉
本にも書いてある通り、人の成長は利息みたいなものです。
もし毎日1%ずつ利息がつく金融商品があったとしたら、1年後には37.8倍にもなります。これを人の成長に当てはめることができるとしたら、毎日1%ずつでも昨日より成長し続けたら、1年後にはとんでもなく成長しているあなたになれます。
出典:最短で目標を達成する! PDCAノート
もしあなたがPDCAノートを始めようと思ったなら、目標はいったん横に置いてPDCAを回すところから始めてみてください。
長期計画は慣れてからでOK。PDCAノートを書くと無理な計画かどうかが一発でわかりますので、感覚を養う意味でも先に使ってみるのがいいです。
まとめ:目標立てる前にノートを買ってPDCAを回そう。くわしい話はそれからだ
以上、PDCAノートのミニマムな書き方・始め方についてお伝えしました。
本に書いてあることをアレンジせずにできればそれが一番ですが、無理ならできるところから始めてみましょう。
PDCAノートは目標管理ツールとして優れています。もしあなたが作業に生産性を感じられないと思っていたら、試してみてください。