あなたの会社のメルマガ、告知や宣伝だけしていませんか?
メルマガなんだから告知するのが普通でしょ?
とはいえ告知や宣伝を読みたい読者はいませんよね?
メルマガを集客に使うなら、まずは「読者ファースト」で書かなければなりません。あなたの告知はひとまず横におきましょう。
この記事ではインハウスのWebマーケティング担当であるぼくが、メルマガ作りで気をつけていることを7つ紹介します。
実績としては、毎週3000通のメルマガを配信。以前はただ送るだけだったメルマガが、現在は CVR10%ほどのメディアに育ちました。
そんな経験をもとにお話しします。
「メルマガの担当になったけど、どうしたらいいかわからない」「うまくいくヒントが欲しい」「これからメルマガをやってみたい」という方はぜひお読みください。
告知は「ついでに」する
メルマガで告知や宣伝をしたいのはわかります。ですが、ひとまずやめましょう。
いきなり告知をするのは、他人のうちのポストにチラシを突っ込んでいるのと同じ。読んでもらえないばかりか嫌われてしまいます。
メルマガは好かれなくてもいいですが、嫌われるのだけは是非とも避けたい。
そこでお手本にするのが「ラジオ番組」です。
ラジオにゲストが来る時は何か宣伝したい時ですが、いきなりそんな話はしませんよね?
9割以上トークでリスナーを楽しませて、宣伝は帰り際にちょっとするだけ。
これなら宣伝されてもイラッとしません。むしろゲストに興味持った分、好意的に聞いてもらえます。
メルマガもまずはコンテンツで読者を満足させます。宣伝はそのあとでちょっとだけできればOKです。
メルマガには読者の役に立つことを書く
とはいえ、普通の人がおもしろいことを書くのはハードル高すぎ。代わりに読者の役に立つ情報を書きます。
メルマガに登録しているのは、あなたの会社の商品やサービスに関心がある人なので、どんなことに興味があるのか想像できますよね?
例えばハウスメーカーのメルマガ登録者ならこんな感じ。
- 家族の健康のために使ってはいけない家の材料
- 工務店とハウスメーカー。どっちで家を建てるのがいい?
- ぶっちゃけ家はいくらあれば建てられる?
- どこのメーカーも教えてくれない安い家の不都合な真実 など。
読者のためになる情報を専門家として発信をすることでだんだん信頼感が増してきます。
書くことがない人は、まずは「こんなこと知りたいんじゃないか?」と想像してテーマを決めましょう。
検索キーワードからニーズを調べる方法もありますが、それはメルマガ運営に慣れてからで大丈夫です。
読者との関係構築をするために、専門家ならではのコアな情報発信をしてください。
メルマガの配信解除はわかりやすい所に
どんなにがんばっても、あなたのメルマガをうっとおしいと思ってる人の心は変えられません。
それなら早く配信解除してもらいましょう。
一般的に配信解除のリンクや案内はメルマガの最後にあることが多いですが、おすすめは「一番前」と「一番後ろ」。
冒頭に配信解除リンクなんて置いたら、速攻で解除されそうですか?
実際やってみると最初の1通だけ確かに解除数が増えてましたが、2通目からは以前と変わらずでした。
読みたくない人にとってはメルマガなんてイライラの種でしかありません。
それなら、できるだけ簡単に解除できるようにしておくのがお互いのため。
堂々と配信解除リンクを出しておけば誠実さも感じられ、いいことしかありません。
配信解除リンクは勇気を持って冒頭におきましょう。
メルマガの長さは「10スクロール以内」
長すぎるメルマガも印象は良くありません。ではどのくらいならいいのか?
個人的には、スマホで見たときに10スクロールで上から下まで見られればOKと考えています。
「まだ続くの?」と思い始めるのが、だいたい10スクロール超えたあたりからでした。
もう少し細かく書くと、10スクロールの中の構成は以下の通りです。
- まずコンテンツ1500文字程度
- 次に告知は3つくらい
- 最後に各種リンクや企業情報などの固定コンテンツ
ここで一つポイントですが、コンテンツ内の段落や告知のひと塊りは後ろへ行くほどだんだん短くしていきます。
よくメールの最後に告知をこれでもか!と詰め込んでいるメルマガがありますが、しつこいのでやめましょう。
ねちっこいのも嫌われる元です。最後に近づくほど短めにあっさりと終わらせるように。
メルマガの見た目を整える
テキストメールは特にスマホと PC で見え方がかなり変わるので、どちらでも見えやすいように調整します。
読みづらいだけで簡単に離脱されてしまうからです。
基本はスマホでチェックして適当に改行を入れればOKです。
目安としては、スマホで見たときに3〜5行に1回は空行が入るようにします。
空行は1行でも2行でもいいですが、ぼくの場合、コンテンツでは基本2行、告知のパートは1行にしています。
これは好みなので、いろいろ試してみてください。
メルマガっぽい要素はできるだけ排除する
ここからはメルマガをきちんと届けるための工夫です。
メルマガはメルマガっぽくすると迷惑メールに振り分けられてしまう恐れがあります。
せっかく送っても読まれないばかりか自分のドメインやサーバーの評価が低下。届かないメールがさらに増えてしまう悪循環に陥ります。
メルマガっぽさを排除する時のポイントは「飾り罫線」と「リンク」です。
飾罫線とは、「===============」や「▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽」などのもの。
メルマガではよく見かけますが、普通のメールで多用する人はいません。
リンクも3つくらいは入れたりするかもですが、10個も20個も入れるのはさすがに不自然です。
他にも気を付けるところはありますが、弊社でメルマガが迷惑メールになった原因はこの2つでした。
知らずにやってしまいがちなので、まずはここに注意してみるといいでしょう。
メルマガの配信テストは最低3回
配信テストは最低3回行います。
1回目はざっくりと見た目を調整。2回目でより細かく直します。
3回目はテスト用の配信リストで配信してリンクをチェック。
リンクからホームページへのアクセスがGoogle Analyticsのリアルタイムで計測されていればOKです。
もし、この段階で迷惑メールに振り分けられていたら対策が必要です。
経験的には Gmail では大丈夫でも、Outlook だと迷惑メールになっていたりします。
ここまでテストしてやっと4回目で本番配信です。
メルマガを始めた当初は1回だけテストして送っていましたが、失敗が多かったです
反応が薄いなと思ったらちゃんと送れていなかったりしていました。
テストはしつこくやるくらいでちょうどいいですよ。
まとめ
以上、ぼくが会社でメルマガを配信する際に気を付けていることをご紹介しました。
メルマガも基本はブログと同じなので「読者ファースト」で考えれば何が正解かわかります。
あなたの会社は読者にとって扱っている分野の専門家です。
したがって発信される情報には、あなたが思っている以上に価値があります。
読者に教えたら喜ばれそうなことは何か想像しながら、コンテンツを考えてみてください。
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