「その文章力はどうやって身につけたんですか?」と聞かれたので、自分がやってきたことをまとめてみます。
フリーでも会社員になってからもライターをやっていたことが大きいですが、それでは汎用性がありません。
誰でもできることに絞ってお届けします。
本をたくさん読めば文章力は上がるか?
「書けるようになるためには、膨大な量を読むことだ」と言われたことはありませんか?
たしかにインプットは必要ですが、文章力を上げる要因にはなりにくいです。
死ぬほどたくさん書くべき。これに尽きます。
書くことはアウトプット。読むのはインプットです。
英語で大量のリスニングをこなしてもしゃべれるようにはなりません。話せるようになりたいなら、喋るしかない。
文章も同じで、書けるようになりたいならひたすら書くしかないんですよ。
文章力を上げるために書くべきもの
「それなら今日から日記を書こう」と思ったかもしれません。
日記でもいいですが、より効率的に文章力を上げたいのであれば「読み手がいる文章」、いわゆる「記事」にすべきです。
日記は読み手がいませんので、どんなものを書いても合格。これでは質は上がりません。
読者がいるから「読んでもらえるものにしよう」とあれこれ工夫をしますし、評価も出ます。記事の合格ラインは日記よりはるかに高いです。
読み手の確保の仕方
読み手の確保はむずかしくありません。ブログやnoteでネット上に公開しておけばOK。
ただしそれぞれ読者がやってくる道筋が違うので、そのあたりは文章の書き方とは別に少し勉強する必要があります。
いわゆるSEOですね。
記事は型に従って書く
記事にはフォーマットがあります。例えば導入はこんな感じ。
- 読者の疑問:「副業収入を作りたい」と考えている会社員の方へ
- その答え:特別なスキルがなくても副業収入をゼロから1にする方法があるのをご存知ですか?
- 記事のテーマ:この記事では、副業収入を作る誰にでも可能な方法を3つ紹介します。
あとはテーマに沿って「副業収入が得られる方法」を紹介していけばOKです。
もちろん記事の書き方はこれだけではありません。いいものは積極的に盗みます。
ただ、他の書き方を盗むにしても出発点は必要です。その意味でも型を持っていた方が、書き方は身に付きます。
文章のブラッシュアップのために読むべきもの
ある程度書くことに慣れて「自分、イケてるな」と思ったら、「わかりやすい文章の書き方」みたいなテクニック集を読むことをオススメします。
なんとなくやっていたことや、気にもしていなかったことを言語化してくれているからです。
これによって無意識にやっていたことが意識的にできるようになりますし、「ここはこんな理由でこの書き方です」と説明もできます。
本当は自分がイケてなかったことにも気づけます。
参考にするのは本でもいいし、ネットにある記事でもOK。ちょっと調べた限りでは、この記事がオススメでした。
どのくらい書いたら文章力がつくか
一概には言えないので、ぼくの例をお話しします。
ぼくは現在、文章に関わる仕事をしています。具体的には記事制作が年間100本ほど、添削が50本ほどです。
あくまでこれはルーティン。イレギュラーも合わせたらもっとあります。
これだけの仕事がこなせる文章力をつけるのにかかった時間は4年です。
その間、基本的にはブログを書き続けており、現在も週一ペースで投稿しています。
記事数はこの記事で329本目。消してしまったのもあるので、実際はもっと書いています。350本くらいでしょうか。
1記事2000文字とすると、700,000文字は書いてきたことになります。
70万文字書いたら上手になるというのではなく、書き続ける仕組みを作れるかどうかがポイントです。
ぼくの場合はブログでしたが、やりやすいものでいいと思いますよ。
まとめ
以上、文章力を上げるために今からやるべきことについてお伝えしました。
- とにかく書かないと上達しない
- 書くべきは「記事」
- イケてると思った頃にテクニック集を読む
文章力は身に付いたら一生もののスキルです。しかも学習コストがかなり安いので、スキルがなくて迷っている人はブログでもnoteでもまず始めてみましょう。
いろいろ考えるのはそのあとで。