こんにちは。カトー(@hisayosky)です。
やっぱり高いペンのほうがいいのかしら?
という疑問に答えます。
結論からいいますと、電池を使わないタイプのペンが安全です。
電池を使うタイプのペンは端末によっては使い物になりません。
少なくともぼくの端末(Android)ではまったくダメでした。
値段はあまり関係ありません。
ぼくが愛用しているのは2本で1000円くらいのペンですが描き心地は良好です(Apple Pencilと比較してはいけません)
先端にディスクがついているタイプなので人によって好みは分かれますね。
今回は3種類のペンを比較してアイビスペイントに適したペンを探してみます。
ではいってみましょう。
比較するペン
◆MEKO/スタイラス タッチペン(第一世代)
MEKOのスタイラスペンはアマゾンで1000円くらいで販売されています(2018年10月現在、第2世代も販売中)。
ディスク状のペン先と太めのペン先がついています。
金属製ボディで高級感のあるペンが2本と、替えのペン先が6個ついて1000円くらいなのでコスパはかなり良いです。
ぼくは1年近く使っていますが、まだペン先は交換していません。耐久性もあります。
追記(2019年8月2日)ですが、1年半くらい使って明らかに感度が落ちましたのでペン先を変えました。
変えれば感度が戻ります。ペン先はあと4つあります。
第一世代と第二世代の違いは以下のとおり。
- 第二世代で先端のディスクが薄くなり、ペン先が見えやすくなった
- 第二世代の方が文字や絵が書きやすくなっている
- 本体が三分割され、両方のペン先が収納できるようになった(第一世代は片方だけ)
ゲームなどで長時間使う方には第一世代の方があっているかもしれません。
◆ヒューレットパッカード/アクティブペン
こちらは電池を使うタイプです。ペン先は普通のペンのように細いです。
◆指
指です。ペンではありませんが一番手軽に絵を描く手段です。比較対象として十分な機能があります。
以上3種類のペンを比較します。
線を描いて比較【電池式タッチペンが惨敗】
横にサーっと引いた線を比較してみます。
◆MEKOのタッチペン(ディスク状ペン先)の場合
◆指の場合
◆ヒューレットパッカードのアクティブペンの場合
通電しているせいか誤作動を起こしてしまいまったく線が描けません。
◆MEKOのタッチペン(太いペン先)の場合
ただペン先が太いのでどこに線を書いているのかわかりにくいです。細かい部分を書くのには向きません。
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以上のように電池が入るタイプのペン以外は描き心地に大きな違いはありませんでした。
スマホでアイビスペイントを使う場合、電池が入るペンは使えない場合があると思ったほうがよいです。
うちにある2本の電池式のペンはいずれもダメでした。
中には使えるものもあるかもしれませんが、こんな不具合が起こりうることは知っておいていいんじゃないかと。
タッチペンを選ぶ際にお役立てください。
円を描いて比較する
ここからはMEKOのタッチペンのペン先2種類と指を比較をしていきます。
円を描くときの比較ポイントは「始点と終点がスムーズにつながるか」です。
イラストを描くときに線と線がきちんとつながっていないだけで素人っぽく見えてしまいます。
なので「始点と終点がきれいにつながるか」は重要です。
なお、どの円も1回で描いたものです。描き直しはおこなっていません。
◆MEKOのタッチペン(ディスク状ペン先)の場合
始点と終点がきれいにつながっています。どこがつなぎ目かわからないほどです。
◆指の場合
ディスク状のペンとくらべてつなぎ目がはっきりとわかります。
指の太さのせいでつなぎ目を見ながら線が描けないため、一発でつながりませんでした。
◆MEKOのタッチペン(太いペン先)の場合/span>
指よりはつなぎ目が見やすかったです。
以上のように円の始点と終点のつなぎやすさはディスク状のペンがもっともよく、次いで太いペン、指という順番でした。
ただ絵を拡大すれば指でも簡単に線と線がつなげられます。
ペンの選択は拡大する手間をどれだけ省きたいかによりますね。
トレースしたものを比較する
今度は絵をトレースしたものを比較します。トレースするのはこちらのイラストです。
出典:http://nekogazine.com/blog-entry-526.html?sp
トレースにかかった時間はどれも8分程度でした。
比較ポイントは「下絵の線からのズレ」です。
まずは3つの絵を見比べてみてください。
◆MEKOのタッチペン(ディスク状ペン先)の場合
◆指の場合
◆MEKOのタッチペン(太いペン先)の場合
あきらかな違いはなさそうです。
よく見ると、太いペンが一番正確に線をトレースできています。次いでディスク状のペン、最後に指という順番です。
太いペンが一番正確だったのは3番目に描いたのも一因かと。
トレースに慣れてきてうまく描けちゃったんでしょうね。
ですのでディスクペンと太いペンはほぼ同じ出来と見てよいでしょう。
指は書いている線が隠れてしまうので、線が細くなるほどトレースもやりにくくなります。
今回のイラストはそれほど細い線ではありませんでしたが、それでも描きにくいところはありました。
描いている感じとしてはディスクと太いペンであまり違いはありませんでした。
ペン先の感触としては太いペンのほうが心地よかったです。
太いペンは描き心地がいいので、太さに慣れることができれば用途はあるかと。
【追記(2018年10月12日)】
端末をHuawei P20 LIte に替えました。それに伴い厚めの画面保護シートを貼ったところ、MEKOの太いペン先では描きにくくなりました。
こちらの保護シートは「シート」というより「板」と言ったほうがいいくらい厚くてしっかりしているので、薄い保護シートのときに比べて圧をかけないと描けません。
MEKOの太いペン先は圧をかけにくいので、もっぱらディスク状のペン先を使うようになりました。
買い替えた端末については以下の記事にまとめてありますので、よろしければどうぞ。
通電式のタッチペンは当たりハズレがありそう
今回試したヒューレットパッカードのアクティブペンはまったく使い物になりませんでしたが、通電式だからといってまったくダメでもなさそうです。
レビューを見た限りですが、Androidでも通電式のタッチペンが使える場合があるようです。
いくつかレビューを挙げてみます。
Androidで使えた例
✅【改良版】 タッチペン 極細
ペンの持った感じは若干マットっぽく滑りにくい感じで、持ちやすいと思います。
androidスマホでガラスフィルムを張っての使用ですが、特に問題もなく書けました。Amazonカスタマーレビューより抜粋
✅CASAFE タッチペン 極細 1.45mm
androidでもiphoneでも、とても良い感触でく変えます。こちらの商品はとても滑らかで書きやすいです。
Amazonカスタマーレビューより抜粋
✅Abida タッチペン 極細
iPhone専用と気づかずレビューの評価だけ見て購入してしまったのですが、Android(Galaxy S8)でも問題なく使用することが出来、とても良い製品でした。
(他のAndroid製品は試してないのでわかりません)Amazonカスタマーレビューより抜粋
通電式のペンはペン先がディスク状のものより描きやすいでしょうが、使えるかどうかは実際使ってみるまでわかりません。
試してから買えるといいですがレビュー頼みだとギャンブル的な要素がありますね。非電池式に比べて値段もしますし。。。
どうしても細いペン先じゃないとダメという人へ
細いペン先のペンは自作するという手もあります。
お菓子の袋と鉛筆があれば作れます。
お菓子の袋で指先の電気をペン先に流すという仕組みのようです。
安価ですしそれほどむずかしくありません。試してみる価値はあります。
という方はチーズのパッケージが使えます。
お菓子の袋よりずいぶんきれいですし、通電も確認済みです。
ペンが決まったらあとは描くだけです。アイビスペイントの使い方はこちらの記事でマスターできます。
まとめ:アイビスペイントにはMEKOのタッチペンがおすすめ。通電式のタッチペンだと使えない場合があるのでご注意
- 使い勝手とコスパの両面でMEKOが一番使いやすかった
- 指でも描けるがイラストを拡大する手間はペンを使った場合より増える
- ディスク上のタッチペンはちょっと、、、という人は自作する手もある
- 通電式のタッチペンは実物を試してから買うのがベスト