ホームページはあるけれど、集客の役に立っていないんだよな。
どうすればいいんだろう?
あなたの会社がWebから集客できていないのは理由があります。
この記事では、Webから集客できていない会社がまず考えるべきことを解説します。
結論からいうと、集客の肝になるのはホームページです。
ここができていないと、広告やSNSがうまくいってもお申し込みにはつながりません。
現状を把握し、原因を考える。
ステップをしっかり踏んで、あなたのWeb集客を好転させましょう。
Web集客のうち手がなくて困っているWeb担当の方はぜひ読んでください。
押さえておきたい。Web集客の基本的な考え方
広告、SNS、検索からウェブサイトに流入してCV。
これが基本的なWeb集客の流れです。
SNSや広告だけやってもダメだし、ウェブサイトがあるだけでもだめ。
両方がうまく機能してお客さんを動かしていかないと集客にはなりません。
では、優先的に考えるべきはどちらでしょうか。
答えはウェブサイトです。
広告運用がうまくいってたくさんの人が訪れても、ウェブサイトが期待以下だったらすぐに帰ってしまいますよね。
ユーザーの期待以下のホームページで集客するのは、痩せた畑で作物を作るようなもの。
土がよくなければ種をまいても何も収穫できません。
畑をじっくり作るつもりでホームページの修正に取り組んでみてください。
修正するときのポイントをご紹介します。
Webサイトの修正は現状把握からスタート
まずはサイトをよく見て以下の4項目をチェックしてください。
- 文字が多く感じる
ユーザーは基本的に記事を読んでくれません。多いと感じるなら、離脱の原因になります。
- 文字が見えにくい
大きすぎたり太すぎたりしていないか。適度の対比が取れているのが大切。
- 見出しと内容が合っていない
思ったところに欲しい情報がない状態。すぐに見つからないとユーザーは帰ってしまいます。
- 情報が多すぎる
自分が言いたいことを詰め込みすぎるパターン。ユーザー視点で有用なものだけに絞りましょう。
数字で現状を見るならGoogle Analyticsを使います。
基本的な使い方はこちらの記事にまとめてあります。
ここまではユーザーがウェブサイトに訪れてからの行動を変えるための施策でした。
次はウェブサイトに訪れるための道を整えます。
流入経路をチェックする
ユーザーがウェブサイトに来るのは広告などの流入経路から。
ここでは広告とSEOだけに絞って解説します。
SNSは最初にやるにはハードルが高いので除外です。
広告にはいくつか種類があり、それぞれ用途が違います。
現在使っている広告が目的やターゲット層に合っているかどうかをまずチェックしましょう。
主なユーザー | 用途 | |
---|---|---|
30、40代が半分以上。10代は少ない | 企業の公式情報の発信 | |
20代を中心とした若年層が多い | ブランディング | |
10、20代が多い。30、40代は最近増加 | ユーザーとのコミュニケーション | |
Line | 40、50代以上が多い。幅広い年代で使用 | 持続的な情報発信による固定客化 |
YouTube | 若年層から高齢者層まで最も幅広く使われている | ブランディング、ファンの育成 |
合っているならあとは運用次第。
ここは外注してプロに任せるのも一案です。
でも最初は自分でやるのがおすすめ。
自分でやってみないと業者と話し合いにならず、言いなりになるばかりだからです。
運用の改善はここで説明するにはあまりに複雑なので、本だけ紹介します。
こちらを参考に手を動かしてみてください。
データはスプレッドシートに蓄積
データはスプレッドシートを独自に作って蓄積します。
改善がうまくできていないところは、おそらくこれをやっていません。
管理画面でも見えますが、時系列で並べてみないと状態の上げ下げがわかりにくいのです。
参考までにFacebook広告の改善に使っているスプレッドシートをお見せします。
黄色い項目に数字を入れれば、あとは自動的に計算して表示できる仕組みです。
インプレッションが多い割にクリックが少なかったら、広告のクリエイティブに問題がありそうだ、とか。
こんな感じで毎週数字を集めては、どんな施策を打つか考えるのです。
シンプルな表ですが、ないと仕事にならないくらい重要ですよ。
流入経路作り2つのポイント
最後に流入経路作りについて2つポイントです。
まず広告ですが、リンク先は広告内容と合っているものにしましょう。
「そんなの当たり前だろ?」と思うかもですが、何でもかんでもトップページに誘導してしまいがちです。
例えば料金についての広告なら、料金ページに飛ばしたほうが親切。
見る人の予想通りに情報に一発で辿り着けるようにリンク先を設定しましょう。
ふたつ目はSEOについて。
SEOをやるなら、記事、もしくは動画を作ることになります。
元からあるホームページのSEO対策だけをやっても、検索でヒットするキーワードは限定的だからです。
記事などのコンテンツを作ることで、より多くのキーワードから見つけてもらえるように網を広げておくことができます。
自社でできてお金もそれほどかかりませんが、継続的にやるにはコツがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ホームページも広告も作ってからがスタート
ホームページは特にそうですが、作って終わりと思われがちです。
本当は、そこからユーザーの動向を見て調整を加えていきます。
これ無くして、Webで集客できることはありえません。
スプレッドシートを作って、まずは現状把握。
コツコツと数字を集めては考えるの繰り返しです。
地味ですが、続ければ確実に成果につながりますよ。