こんにちは。じつはいま保険証がないカトー(@hisayosky)です。
保険証がないということはうかつに病気になることができないわけです。たいへんだ。
それもこれもぼくの退職が退職ギリギリまで人事課に伝わっていなかったのが原因なのですが、もうそれは言うまい(根に持つタイプ)。
【関連記事】>>辞めるのがやはり正解だったと会社勤め最後の日に確信した話
それよりも次の健康保険をどうするか。これが問題です。
と聞かれてさらっと答えられますか?
ぼくはなんにもわかっていませんでした。
ファイナンシャルプランナー3級を取っているにもかかわらず
です。
【関連記事】>>独学でFP3級試験に一発合格したぼくがやってよかったことを紹介
なので、このたび経験した退職後の健康保険の決め方と手続きの方法を自戒を込めてまとめてみました。
ではいってみましょう。
行く先があるかないか。まずそれが問題だ
まず自分の立場をあきらかにしましょう。
- 次の就職先が決まっている人
- 家族が会社員でその人の扶養に入る人(専業主婦とか)
上のいずれかに当てはまる人はこれから自分が勤める会社か家族が勤めている会社で手続きをしてくれるので指示に従うだけでOK。なにも悩むことはありません。
問題はぼくのようにどこにも行く先のない人です。この場合、選択肢は2つあります。
- いままで会社で入っていた健康保険を継続する(「任意継続被保険者制度」という)
- あらたに国民健康保険に加入する
このうちどっちを選ぶかですが、うちの会社の事務職員さん曰く、
なので、それに従うことにしました。
任意継続と国民健康保険。どっちにするか?
ではどっちが安いのでしょうか。金額を比べてみましょう。
任意継続した場合の保険料の出し方
ご自分の給与明細の「健康保険」の欄を見てください。その額の2倍が任意継続後のひと月あたりの保険料です。
会社にいたときは会社が半分負担してくれていたので、退職後は保険料が2倍になります。
ぼくの場合は月額2万9312円でした。
国民健康保険の保険料の出し方
国民健康保険の保険料は市役所で教えてくれます。
というわけで市役所へ行ってきました。
発券機で券をもらって
すぐに国民健康保険の窓口に呼ばれました。
事情を説明したところ
・・・というわけでいったん家に戻る。
近いからよかったものの遠かったら心が折れてダメでしたね。
国民健康保険の保険料を知りたいときは源泉徴収票か確定申告書の控えを持参すること。
戻ってきました。
では計算しますが、まだ30年の国民健康保険の保険料率が出ていないので29年と同じと仮定して計算してみます。
扶養家族はいらっしゃいますか。
10分ほどお待ちください。
・
・
・
・
・
10分後、計算結果が出ました。計算方法も説明してくれましたがここでは割愛します。
結果だけいいますと、
年額 63万1700円
これを12カ月で割ると
月額 5万2600円
これがぼくが国民健康保険に乗り換えた場合の保険料です。
これと給与明細の「健康保険」の額の2倍を比べます。
月額 2万9312円
でしたね。
この結果、任意継続被保険者になったほうが圧倒的に保険料が安いことがわかりましたので、いままでの健康保険の任意継続を選択しました。
- 国民健康保険の保険料は前年の収入の額によりかわります。
- 国民健康保険の財政は厳しい状況のため今後税率の引き上げが十分に考えられるとのことです。
任意継続の手続きは会社がやってくれました
選択後、会社に任意継続でお願いしたい旨の電話をしました。
印鑑ももってきてくださいね。
となり、会社へ行ってきました。
手続きはとても簡単で、言われたところに住所、氏名などの必要事項を書いて印鑑を押すだけでした。
これで任意継続の手続きは終了です。
あとは保険証が届くのを待つのみ。よかったよかった。
- 会社の健康保険に2か月以上入っていた人でないと継続できません
- 継続は退職後2年までです
- 退職後20日以内に社会保険事務所にて手続きが完了しなければなりません。
なので会社でやってもらう場合は1週間以上早めに動いたほうがよいです。
まとめ:国民健康保険の保険料は市役所で聞く。まずはそこからだ
退職後の健康保険については
- 転職先が決まっていたり家族の扶養に入るなら会社の指示に従えばいいよ
- 任意継続と国民健康保険は「安いほう」を選べばいいよ
- 任意継続した場合の保険料は「給与明細の健康保険×2」
- 国民健康保険の保険料は市役所で教えてくれるよ。
- くれぐれも源泉徴収票を忘れずに。
【こんな記事も書いてます】
>>あまり知られていない会社勤務最後の1日の過ごし方を残しておこうと思う
>>退職時の事務手続き。どんなのがあったかまとめておきます【年金の説明もアリ】