こんにちは。カトー(@hisayosky)です。
増えるのはちょっとでもいいから最低限減らないようにしたいわね。
でもどうしたらいいの?
そんな疑問に答えます。
FXで損をなるべくしないためには2つのリスクを小さくします。
2つのリスクとは、
- 不確実性のリスク
- 無知によるリスク
です。
抱えるリスクが大きいほど発生する損失も大きくなります。
逆にリスクを小さくできれば損失も小さく抑えられます。
絶対損しないとはいいません。
むしろ損は確実にするのですが、「不確実性のリスク」と「無知によるリスク」に対応すれば致命的な損失は避けられるはずです。
今回はFXで損しないための2つのリスクの抑え方について解説します。
ではいってみましょう。
FXにおける2つのリスクを知ろう
リスクの中身を説明します。
「不確実性のリスク」にはいくつかの要素があります。ここでは3つ取り上げます。
☑為替変動のリスク
→通貨の価値が上下すること
☑地政学的リスク
→「戦争が起こった」「ミサイルが発射された」などの政治的、軍事的、社会的な緊張の高まり
☑信用リスク
→FX会社が破綻、倒産すること
「無知のリスク」は文字通り、よくわからずにFXに手を出してしまうことによるリスクです。
「不確実性のリスク」を小さくする方法
不確実性のリスクは「信用リスク」と「為替変動、地政学的リスク」にわけて対応します。
信用リスクを小さくする
信用できる業者つまり倒産しにくい業者を選ぶことに尽きます。
見分けるポイントは「自己資本規制比率」と「FX会社のカバー取引先」です。
【自己資本規制比率とは?】
何らかのリスクが生じた際に対応できる資本が十分にあるかどうかを表す数値で、FX会社の財務の健全性を測る指標です。
自己資本規制比率は、大きい方が安全性は高くなります。基本的には自己資本比率が200%以上あれば問題はないといわれています。
「自己資本規制比率」を見れば、なにかあったときに対応できる資本力がどれくらいあるのかわかります。
200%を基準に大きければ大きいほどよいという見方です。
カバー取引については「信用できるFX会社を選ぶ|All Aboutマネー」で以下のように説明されています。
投資家がFX取引で利益を得ると、それはFX会社の損失となり、投資家が損失を受けると、FX会社は利益を得ます。
そこで、FX会社はそのリスクを軽減するため、銀行等と取引を行っています。
例えば、投資家から米ドル/円の買い注文を受けた場合、それと同量・同レートで銀行と取引を行えば、FX会社は相場のリスクから開放されます。
これを「カバー取引」といいます。
つまりカバー取引先はFX会社が投資家との取引で被る損失を相殺してくれるわけです。
したがって、カバー取引先は大きいところであったり複数であったりするほうがよいという見方になります。
為替の変動リスクと地政学的リスクを小さくする
どちらも予測不能ですから、何が起こってもいいようにしておくしかありません。
対応策はおもに3つあります。
☑取引する量を小さくしておく
→たとえば1000通貨のみの取引なら30円逆行しても損失はわずか3万円です
☑「ここまで損したら終了」という「損切ライン」を決めておく
→「30銭逆行したら決済する」のように損失額を限定しておけば、為替が急に変動しても大きな損失にはなりません。
☑取引する時間を短くする
→取引時間が短いほど不測の事態に巻き込まれる可能性は低くなります。
できることをひとつでも確実に実行できれば為替の変動と地政学的リスクに対応できます。
「無知のリスク」を小さくする方法
「勉強する」のひとことに尽きますが、「勉強=知識を増やすこと」ではありません。
しかし、知識と実行力とは別なもので、知識は思索という道を通りますが、実行力には作業という道程が必要なわけです。そして、その作業は決して楽なものではありません。最初は気楽なようにみえても、三日坊主で続かないものです。地味な努力を続けて、遂に実行力を自分のものにするという人は少ないのではないでしょうか。
知識とともに実行力を養うことが勉強です。
なぜなら取引には必ず作業があるからです。知識をつけつつ手を動かさないと取引はできるようになりません。
FXで必要なのは「FXの基本的な仕組み」と「取引のしたか」に関する知識です。
最低限これだけ備えて実行力をつけていけば「無知のリスク」は回避できます。
知識は本から得るのが一番簡単です。おすすめ本を挙げておきます。
<FXの基本的な仕組みを知る本>
◆なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で不動産投資より稼ぐのか?
→FXの仕組み、段取りなど素人向けにわかりやすく書かれている。会話形式でまったくゼロの初心者でも読みやすい。本記事の「2つのリスク」はこの本を参考にしている。
◆武器としてのFX 1
→「FXには頭脳、情報、根拠は要らない」という切り口で書かれている。奇をてらているわけでなく本質を突いた内容。「FXってこんなにシンプルだったのか」とわかる本。
<FXのやり方を知る本>
◆株式上達セミナー
→株について書かれているが基本はFXでも同じ。「当てる練習をしていてはダメ」という前提で、どんな練習をすべきかが書かれている。
◆武器としてのFX 2
→著者の山田さんが「20万円を運用して1カ月で2万円儲けられるか」実際にやってみた記録。詳細な売買記録が見られるめずらしい本。
まとめ:FXにリスクはあるが小さくすれば損失も小さくできる
FXでなるべく損しないようにする3か条
- 信用できる会社を選ぶ
- 欲張らない
- ちゃんと勉強する
◆あなたにおすすめの記事
>>FXが怖いのは「なにが怖いのか」わからないから。怖さの理由を解説します
>>【FX】レバレッジは気にしなくてもいいが資金管理のために数字の意味は知っておくべき