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地方で仕事を創る塾。どんな人たちが運営しているか知りたくはないか?

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地方で仕事を創る塾(以後、地創塾)」に通っています。4回中3回が終了しました。

3回も通っていると、運営している方々の人となりが見えてくるものです

今回は地創塾を陰に日向に支えてくださっている方々を紹介します。

藤村靖之先生

どこまでもコメントがつづく

前の記事でも書きましたが、先生は話し好きです(何度書いても書き足りない)。

⇒【参考】「地方で仕事を創る塾」に入るなら知っておいたほうがよい8つのこと

塾生の発表について必ずコメントをくださります(というかおそらく何か言わずにおれないのだと想像する)。

コメントは一人目の発表者が一番長くだんだん巻いて短くなります。最後の人は一人目の人の10分の1くらいの時間で終わります。

たくさんコメントがほしい人はみずから1番目に立候補しましょう。

鉄板ネタがある

ずっと先生のお話をうかがっていると「よく出てくる話」というのがあります。

たとえば「名人のほうきの話」「FREITAGの鞄の話」「千葉の前田さんの話」「マザーアースニューズの話」などなど。

⇒【参考】名人の江戸箒

⇒【参考】3-biz前田商店

⇒【参考】マザーアースニューズ日本版

「◯◯の話はしましたっけ?」は鉄板ネタの合図です。

鉄板ネタは話好きの藤村先生のなかで生き残ってきた厳選ネタなので新しい知見を与えてくれます。

合図が出たら「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と思ってよいでしょう。

質問は粘り強く何度でも

ある日の先生と塾生のやりとり

塾生
異なる分野のものを組み合わせてできあがった発明の例を知りたいのですが
藤村先生
組み合わせというのは頭の中でやらないとだめなんですね。それも一瞬でやらないと意味がない。そのためには日頃からインプットを・・・

こんな調子で5分経過・・・

塾生
そ、それでですね、その組み合わせでできたものの例を教えていただけないかなと・・・
藤村先生
インスピレーションは完全に自由でないとできないんですね。ぼくは若い頃ぜんぜん自由じゃなかったんだけど、ほっほっほ・・・

さらに3分経過・・・

塾生
そ、その具体的な例をですね、知りたいんです
藤村先生
うん、たとえば、非電化冷蔵庫がそうですね。

察するに先生は塾生の話したことを刺激として思いついたことを話してくれているだけで、質問に答えようとはしていない気がします。ちょっと往年の長嶋監督につながるところがある。

そういう訳で、もし聞きたいことがあったら先生の話を遮ってでも繰り返し聞くのがよろしいかと思います。

先生はほめもけなしもしない

よく「やる気になるようにしっかりほめましょう」のようなことが言われますが、先生はいっさいほめません。そのかわりけなしもしません

こういう話し方をする人にぼくはおそらく会ったことがない。とても不思議と言いますか、自由なんでしょうね先生は

ツリーハウスは重要

ツリーハウスはぜーひ見てきてくださいね」と3回くらい言われたので、このあいだ見てきました。3回も言うくらいだから重要なものに違いない。かつてのワークショップで作ったものだそうです。

先生によるとツリーハウスには以下のような三原則があります

  1. クレーンのような機械は使わない
  2. ものを引っ張り上げるバケツは必須
  3. ハシゴはわざとのぼりにくく設置する

非電化工房のツリーハウスもこの原則に則って建てられています。

非電化工房を訪れた際には一度ごらんになってみてください。トム・ソーヤーです

藤村研介さん

親子でも敬語で話す

塾の運営全般を取り仕切ってくださっているのが研介さんです。講義の最中には撮影に録音にと職人的働きをしてくれているのがわかります。

研介さんは藤村先生の息子さんですが、塾生の前では藤村先生に敬語を使います。

研介さん
いまのところ、最初からいただいてよろしいでしょうか(撮り直しを要求している)
藤村先生
あ、そう?

みたいに。

スタッフとしての役割に徹しているのでしょう。信念を感じます。

黒子に徹する姿勢

研介さんはけっしてなにも話さない人ではないのですが、塾の開催中、無駄なことはほとんど話しません。必要なことを必要なだけ言う。聞かれれば答えてくれますが、それ以外はヘッドホンをつけて機材にひたすら向かっています

講義の様子を撮影、録音をされているのですが、撮られているぼくたちは研介さんの存在をほとんど忘れています。まさに黒子の働きです。

先生がいきなり話し始め、慌てる

そんな研介さん泣かせなのが、先生の話好き。先生の話好きは時と場所を選びません。

機材が回っていないところで先生が

藤村先生
あ、そういえばこんな話がありましてね・・・

と話し始めると

研介さん
ちょっと! ちょっと待ってください!

取り乱した研介さんが飛び出してきて待ったをかけます。毎回1度はある光景です。

話しまくる先生の後ろにいつの間にか立っている

研介さんの重要な役割。それはタイムキーパー

先生のお話は時間無制限なので、話すに任せていると講義が終わりません。これを時間通りに終わらせるのも研介さんの仕事になっています。

終わりの時間が近づくと研介さんは先生の背後に立ち、じりじりと距離を詰めつつ話を遮るタイミングを計っています。じつにむずかしい仕事です。

藤村百合子さん

ピアノ弾きらしい

百合子さんは先生の奥さんです。講義にはまったく関与していませんが、休憩のときのお茶を用意してくださっています。

先生の話によればピアノの演奏をされるそうです。

Facebookを拝見すると植物やお料理にも造詣が深いことがうかがえます。しかもけっこうまめに更新されている。

⇒藤村百合子さんのFacebook

毎回出してくれるお茶がおしゃれすぎて倒れそう

百合子さんが出してくださるお茶はおしゃれです。おしゃれすぎて何を食べたか覚えられません

毎回「これは◯◯で」と説明してくださるのですが、ハーブやお茶にこだわりのないぼくのような「食べてしまえばみな一緒」人間には聞いたことのないものばかり

「うまい!」としか言えませんが、ありがたくいただいております

犬にほえられる

百合子さんはなぜか飼い犬のムックに激烈に吠えられます

ムックは窓の外に人の気配を感じると激烈に吠えます。知らない人に対して吠えるならわかりますが百合子さんにも吠えるのです。

この謎を非電化工房のお弟子さんに話したところ「かまってもらいたいアピールではないか」とのことでした。

ムック

マスコット的立ち位置

ムックは非電化工房の飼い犬です。家の内外を問わずトコトコ歩き回っています。講義のあいだも塾生の足下を縫うようにして歩いています。なでてやるとしばらく逗留しますが、気が向いたらどこかへ行ってしまいます。

お弟子さんによると、ムックは毛が抜けるので家の掃除が大変とのこと。しかしムックには関係のないことです

ずっしりと重い

ときに塾生の足下が気に入って腹這いになって休むことがあります。このとき塾生の足にはずしっと想像以上の重みがきます。想像以上です

いきなりほえる

ムックの第一印象は人なつっこくて吠えない犬です。ほとんどの人はそう思うことでしょう。

そのムックが突如激烈ともいうべき激しさで吠えまくります。どうも窓の外にいる誰か(たとえば百合子さん)に向かって吠えているようです。

知らないとびっくりしますが、慣れてくるとそういうものかと涼しい顔で見ていられます。

このとき研介さんの厳しい視線がムックに向けられていることを書いておかなければなりません(撮影、録音の邪魔になるから)。

しかしムックには関係のないことです

まとめ

あらためて書いてみると、多くの方々のおかげで塾が成り立っているのだなと思います。ここには書きませんでしたが、非電化工房のお弟子さんやアジア学院の方々、那須高原ビジターセンターの方々にもお世話になっています。

あと1回ですがよろしくお願い致します!

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