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「地方で仕事を創る塾」に入るなら知っておいたほうがよい8つのこと

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7月から「地方で仕事を創る塾(以下地創塾)」の21期に参加しています。月1回の頻度で計4回、栃木県那須にある非電化工房に通う予定です。

⇒【参考】非電化工房ホームページ

⇒【参考】「地方で仕事を創る塾」塾生募集ページ

地創塾ってなに?」「あやしくない?」と思うのも無理からぬこと。かくいうぼくもネットや非電化工房の見学会で可能な限り情報を集めてから参加を決めましたが、本当に知りたいことって結局行ってみるまでわからないものです

今回はぼくが地創塾に参加してみて「はじめにわかっていたらよかったな」と思ったことについて書きます。

 

先生はめちゃくちゃ話好き

講師であり非電化工房代表である藤村靖之先生は、めちゃくちゃ話すのが好きです。

藤村先生
ほっほっほ

これはとても重要な情報です。なぜなら先生が本当によく話されるから。体感的には、先生のトークが9割、参加者のワークが1割です。

たとえば地創塾の第1日目は参加者の自己紹介だけで終わりました。自己紹介自体はひとり数分で終わるのですが、それについて先生がいろいろ話してくれるのです。「あれ、まさか今日自己紹介だけで終わり?」と思ったら本当にそうでした(笑)

ぼくは「いろいろなワークをやるに違いない」と思っていたので、1日目が自己紹介だけで終わったことで「ここにきてよかったんだろうか・・・」と心から不安になりました。が、これがこの塾の学習スタイルであることがのちにわかります。

 

論語的学習スタイル

「論語」という有名な書物があります。論語は孔子が書いたのではなく、孔子の言葉や問答を門人たちが書き付け、それを孔子の死後に取り集めたものです。

⇒【参考】論語 – Wikipedia

地創塾での学習スタイルはこれと似ています。つまり、藤村先生のおっしゃることを参加者が書き取る。ひたすらメモをするということです。

藤村先生
弟子が問い師が教える。聞いてくれたらなんでも教えますよ。ほっほっほ。

藤村先生がかなり独自の考え方をお持ちなので、ほかでは聞けない知見がお話のなかに散りばめられています。これを拾い集めるのが地創塾における学習の柱のひとつと言えます。

ですので、先生の考え方にあまり共感しない人にとっては大変な苦行になると思います。よく考えてから参加しましょう。

 

スーパーでミラクルでスペシャルなことは教えてもらえない

ぼくは「なにかすごいテクニックが教えてもらえるんじゃないか!」とちょっと期待していましたが、そんなものはこの塾にはありませんでした(いまのところ)。

いままで参加したセミナーには必ずと言っていいほどあった「ものすごいテクニック」。ものすごいテクニックには「人生変わるかも!」と一瞬だけ人を高揚させる力があります

しかし、そういう類のものは往々にして身につきません。じつは思っていたよりもすごいものではなかったりします。

結局世の中にはズルい近道はない。残念ながら。

地創塾で教えてもらえるのは近道ではありません。ゆえに無駄に高揚しません。地創塾で教えてもらえるのはいわば「王道」というものです。どこにでもありコツコツと歩くしかない道です。

 

やることは少なく、精度高める

では王道とはなんなのか。それは「商品性を高める」ということではないかと思っています。

どうすれば自分のビジネスプランが人をして「買わずにはいられない」ものになるのか。多くのビジネスプランにはこの部分が往々にして欠けています

自分ではいいと思うけれど人が買ってくれるかどうかは自信がない。そんなものが売れるわけありません

ビジネスが上手な人は商品がよいのはもちろんですが商品性を高めるのがうまい。一時有名になった「葉っぱビジネス」は好例でしょう。ただの葉っぱが「買わずにはいられない葉っぱ」になったのですから。

⇒【参考】葉っぱビジネス

地創塾に2回参加したいま、商品性を高める練習をするのがこの塾の一番のテーマかなと思っています。

 

相互協力型学習スタイル

ひとりで考えて商品性を高められるなら、わざわざ塾に来る必要はありません。うちでもくもくと考えればよろしい。そんなスーパーなことができないぼくのような人には一緒に考えてくれる人が必要です。

地創塾では、参加者それぞれが考えたビジネスプランについてみんなでアイデアを出し合います。みんな素人ですが、自分にはないいろんな経験をもっています。ひとりでは考えつかなかったことを教えてくれます。先生のコメントと参加者の意見で自分の考えたビジネスプランに磨きをかけていきます

ここでやろうとするビジネスには仲間の存在が不可欠です。先生は

藤村先生
ぜひ仲間をつくってくださいね。ほっほっほ。

とおっしゃいます。仲間づくりも地創塾のテーマと言えるでしょう。

 

深夜におよぶ「交流会」がある

地創塾は各回2日間(最後は3日間)の短期合宿みたいなところです。夜には宿舎にて交流会なるイベントがあります。参加者が非電化工房のお弟子さんを交えてちょっとした飲み会をします。これも仲間づくりの一環ですね。

⇒【参考】非電化工房弟子入り日記

地創塾はやることが少ない割に一日が終わるとどっと疲れます。遠隔地から来ている人は移動の疲れもありますからなおさらです。

そんななかでの交流会。二十歳前後の大学生ならともかく40代が中心の集団だとのっけから疲れが顔に出ており、滑り出しはどろーんとしています。

早めにお開きになるかと思いきやこれが意外に尻上がりに調子をあげていき、結局0時をまわるくらいまで話し込んでしまいます。飲みまくるのではなく、話に花が咲きまくりという感じ。すなおにたのしいです。

早めに眠りたい人は自由に抜けられますのでご心配なく。

 

アジア学院と那須ビジターセンターはめちゃくちゃ遠い

宿泊するのはアジア学院のセミナーハウスです。

⇒【参考】アジア学院ホームページ

1日目の講義は非電化工房でおこなわれます。おわると送迎のバスでアジア学院まで送ってもらえます。到着まで約1時間かかります。近くにあると思っていると移動時間の長さにビビることになります。ぼくはビビったクチです。

同じことが2日目の会場である那須高原ビジターセンターにもいえます。こちらもアジア学院からたっぷり1時間かかります。なので移動時間に十分仮眠がとれます。

⇒【参考】那須高原ビジターセンターホームページ

 

夕食は足りない可能性が大

アジア学院到着後に夕食となりますが、どうも1日目の夕食は足りないものと思っていたほうがよさそうです。これはアジア学院の方々とわれわれの食事時間がずれるのが原因のようです。

食事はアジア学院の留学生の方々が作ってくれたものをいただきます。夕食は遅れて食事をとるわれわれのために残しておいてくれるのです。その見積もりがうまくいかないのだと思います。致し方ないことです。

1日目の夕食についてはこのような事態を想定して対策を講じておいたほうがよいでしょう。実際、教訓を生かしてお惣菜を持ち込んだ人がいました。しかもその人は全員分のお惣菜を用意してきてくれました! 後光が差して見えたのはいうまでもありません。

お惣菜は駅前で買ったそうです。電車で来る場合、集合時間の1本前に着けば買いにゆくことができます。

⇒【参考】ヨークベニマル黒磯店の場所

アジア学院にはアフリカをはじめとする国々から人がきているので料理にもお国柄が出ます。外国です! そういう料理がなじめない人はあらかじめ自分の食べるものだけでも用意しておくとよいかもしれません。

ちなみに朝ご飯はおいしいし量も十分あります。アジア学院でとれた卵と自家製醤油をかけて食べる卵かけご飯(いわゆるTKG)が個人的におすすめです。うまいです。

お昼ご飯は那須高原ビジターセンターにお弁当が届けられます。お店の名前は忘れてしまいましたが、素材にこだわったお弁当でした。質、量ともに満足。午後眠くなるのでご注意を。

 

まとめ

  • 地創塾は「論語的学習スタイル」かつ「相互協力型学習スタイル」。
  • 「近道」ではなく「王道」を学ぶ。
  • 仲間を作るのもだいじなテーマ。
  • くれぐれも夕食対策を万全に。
  • 繰り返しますが、藤村先生は話し好きです。

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