こんにちは。カトヒサです。
今回は2018年11月22日にタイのチェンマイで行われたコムローイの様子をお伝えします。
- 参加したツアーの内容
- タイムテーブル
- 当日の会場の様子
などに加えて「もっていったほうがいいもの」も紹介します。
とんでもなく幻想的な光景に出会えるお祭りですが、残念ながら悲報もあります。
「ツアーでコムローイ祭に参加しようかな?」
と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ではいってみましょう。
コムローイ初心者はツアーがおすすめ
今回はチェンマイハッピーツアーさんの
- コムローイ祭ツアー(メーリム)
日本語ガイド
のお世話になりました。
メーリムとは場所の名前です。
メーリムにあるNorthern study Center が会場でした。
お値段は
スタンダード:4400バーツ
(15000円くらい)
です。
ちなみにVIPは5800バーツ。
これが高いか安いかは、この記事の内容で判断してみてください。
個人的には十分満足でした。
ぼくは自力で祭に行ける気がしなかったので、ツアーに参加してよかったです。
はじめて参加するならツアーに入っておけば間違いないです。
ツアーに含まれるもの
- チケット(指定席)
- 記念品(コムローイのキャップ)
- 食事(食べ放題、飲み放題)
- 灯籠1つ(おそらく頼んだらもう1個くれる)
- 巨大なランタン2つ
- バス往復(渋滞すると片道1時間半くらい)
- タイ人ガイドさんによる日本語ガイド
という内容です。
これだけでは「参加する価値のあるツアー」かどうかわかりませんよね?
つぎは当日どんな様子だったかお見せしますね。
コムローイ当日の流れ
まずざっくりとタイムテーブルです。
15:00 チェンマイプラザホテル集合
17:00 会場に到着
19:30 ショー始まり
20:00 仏教セレモニー始まり
20:20 ランタン飛ばし始まり
21:00 コムローイ祭終了
22:50 チェンマイプラザホテル着。解散
この流れに沿って、当日の様子をお伝えします。
15時「チェンマイプラザホテルに集合」
来てみたら、ホテルのロビーは日本人ツアー客でごった返していました。
ここですべきことは3つあります。
- 参加者リストに自分の名前があるか確認する
- 乗るバスの番号を確認する
- バスのガイドさんを探し出して到着を知らせる
人だかりの中に「Name List」のボードを持った人がいます。
参加者の名前がアルファベットごとにわけて表示されているので、自分の名前を見つけます。
自分の名前ところにバスの番号もあるので確認します。
ぼくは「8」でしたので、8番のガイドさんを探して「来ましたよ」と伝えました(写真の方がガイドさんです)。
あとは出発を待ちましょう。
はぐれないように、ガイドさんの動向が見やすい入り口付近で待機していました。
15時半「ホテルを出発」
大型バスで出発します。
行きは渋滞していたらしく1時間半かかりました。帰りは50分でした。
バスの中で「本日の予定表」「会場案内」「チケット」などもろもろ渡されます。
「もしものときは名札の裏にある番号に電話してくださいね」などのインストラクションもあります。
ちなみに水のボトルの配布はありません。
水は会場につけばいくらでもあるので必要なし、ということなんでしょう。
どうしてもほしい人はあらかじめ用意してバスに乗りましょう。
17時「会場に到着」
会場が寺院の場合、ミニスカートやハーフパンツはNGですが、Northern study Centerは寺院じゃないせいかノーチェックでした。
会場についたら
- 灯籠を受けとる
- 座席を探す
の2つを行います。
いずれもチケットが必要ですから、手元に用意しておきましょう。
入り口付近でバナナの葉で作った灯籠を受け取ったら、座席を探します。
チケットを見ながら同じ番号の座席を探します。
ありました!
17時30分「自由時間」
ここから19時半まで自由に行動できます。
この時間でできることは
- 食事
- 灯籠流し
- 会場めぐり
の3つです。
☑️食事
会場には見渡すかぎり食べ物のブースがありまして、どれでも好きなだけ食べられます。
これをビュッフェとすれば、まさに「生涯最大規模のビュッフェ」です。
お金はチケットに含まれていますので、払う必要はありません。
さながら「タイのグルメ天国」。
タイカレーなどの定番から
ちょっとめずらしいものまで(これ↑はパリパリした麺でした)
タイの食べ物はあらかたぜんぶ揃っているんじゃないでしょうか(串ものはなかったです)。
屋台でお目にかかったことがないものもけっこうありました。
ソフトドリンクも飲み放題です。
飲み物は基本甘いです。甘くないものがよい人は水をどうぞ。
水も自由にいただけます。
会場にはものすごく人がいるのでびびりますが、わきの方には意外と人がいません。
個人的にはわきの方から回るのをおすすめします。
トイレは男女兼用でつねに人が並んでいます。
お腹を壊さない程度にたのしみましょう。
☑️灯籠流し
灯籠は暗くなったころをみはからって自由に流しにいきます。
流す場所は会場の外れにあります。
ひとりで流すのもあれなので、ぼくは見ず知らずのグループにもぐりこんで一緒に流しました。
流れていく灯籠に願を掛けるもよし、インスタ映え写真をとりまくるもよしです。
☑️会場めぐり
食事も灯籠も終わったら時間まで暇なので、会場を見て回ります。
おみやげ販売。
楽器の演奏。
まさかの射的。
ショー。
など見るものは意外とあります。
19時30分「タイの伝統芸能ショー」
中央ステージで伝統芸能のショーが始まります。
この頃には参加者はみな自分の席についています。
ショーは「タイ語」「英語」「中国語」「日本語」の解説をはさみつつ、次から次へと続いていきます。
早くランタン飛ばしたいなあと思いつつ夜空をよーく見ると、
なんと別の会場で上がったランタンがすでに夜空に舞っているではありませんか!
が、この会場ではまだ飛ばしません。コムローイ祭はけっこうひっぱります。
20時「仏教セレモニー」
お坊さんが10人くらいステージに現れて、セレモニーが始まります。
このセレモニー、20分ほどありけっこう長いです。
参加者は合掌するようにいわれますが、疲れて途中でやめる人あり、寝てしまう人ありでした。
しかしこれをやらないとランタン飛ばせないので、ここは最後の踏ん張りどころです。
20時20分「ランタン飛ばし開始」
ステージでえらい人が最初の1個を飛ばしたのを皮切りに会場でランタンを飛ばす準備が始まります。
会場中に火をつけるための松明が用意されているのですが、芯が十分に油を吸い上げておらず火はほとんどついていません。
しかたがないのでライターをもっている人を探して火をつけてもらいます。
ランタンは思ったよりも巨大で、二人以上でないとあげられません。
中心にある着火材はいきおいよく燃えます。
火がランタンに燃え移らないように気を付けましょう。
なれるまでかなりこわいですが、慣れてくると上手にランタンがふくらませられます。
ステージでカウントダウンがありますが、そんなの関係なくけっこう上がっていました。
熱くて思わず手を離しちゃった人も多かったと推測します。
21時近くになると「もう飛ばさないでください」というアナウンスがしきりに入ります。
どうもランタンが飛ばせる時間がきめられているらしく、オーバーすると空港に迷惑がかかるとのことです。
なので手持ちのランタン(2人で4つ)をすべて時間内に飛ばすには要領よくやる必要があります。
写真も撮りつつ、ちゃっちゃか飛ばしてやりましょう。
22時50分「チェンマイプラザホテル到着、解散」
祭は21時頃に終わりますが、ぶっちゃけそこからが長いです。
帰りの混雑がすごくて、けっきょくバスに乗れたのが22時でした。
幸い道路は思ったより混んでおらず、ほぼ予定通り帰ってこられました。
コムローイ祭にあると役に立つもの
☑️ライター
用意された松明は火がつかずまったく役に立っていませんでした。
ライター、もしくはチャッカマンがあるとランタンに火をつけるのに重宝します。
まわりの人からもありがたがられることでしょう。
☑️虫除け
自然に囲まれていますので蚊もわりといます。
虫除けがあると心穏やかにすごせます。
☑️レジャーシート
グループならレジャーシートがあると便利です。
先に書いたとおり会場は人が多いので食事を食べる場所の確保がたいへんです。
立ち食いだと食べにくいものもありますので、グループで座る場所を確保するならあったほうがよいです。
☑️水(悲報です)
会場でペットボトルの水がもらえます。
これを何本かもってランタンの打ち上げにのぞみましょう。
といいますのも、リアルに火事になるからです。
実際ぼくのまわりでも3件ボヤが発生し、そのうち2件はプラスチックの椅子が燃えて火柱が上がりました。
正直、あの密度でよく怪我人が出なかったというレベルです。
前職でこれを大阪で開催しよう!という企画があったのですが市の制約で泣く泣く開催できずでした…なので一度体験してみたいです!
死ぬかもしれない…は少し考えてしまいますねww— サワタリタツヤ (@sawatari1988) November 22, 2018
それだけに日本では絶対見られない祭ですね。
コムローイは写真で見るときれいですが、実際やってみると火の大きさと熱さに恐怖を感じます。
ランタン飛ばす前に水を確保しておくことを強くおすすめします。
花火と一緒ですね。
☑️体力
これもある意味悲報なのですが、コムローイ祭はかなり体力がいります。
集合からしてカオスですし、歩く距離や待ち時間も相当なものです。
体力に自信がない人は会場にいかなくても見る方法があるようなので、そちらをおすすめします。
コムローイ祭りは「見本市」と考える
個人の感想ですが、コムローイは祭というよりタイの文化、芸能の見本市でした。
記事でご紹介したとおり、食文化も伝統芸能もてんこもりで楽しみ放題です。
それに加えて年に一度のランタン飛ばしがあると思えば、15000円のツアーは十分満足できる内容です。
あくまでコムローイ祭がメインなんですが、タイのいいところもぎゅっと濃縮して体験するつもりでツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
最後に。コムローイ祭の運営について
メーリムの会場は大勢の学生ボランティアの方々が運営に携わっていました。
灯籠は彼らが準備していましたし、
灯籠に火をつける仕事もしていました。
会場の設営
および撤収もやっていました。
彼らの力なしに運営は成り立たないでしょう。
そんな視点で祭を見るのもおもしろいかなと。
まあ個人の感想です。
まとめ:コムローイ祭(メーリム)はタイの文化・芸能の見本市。初心者はツアー(たとえばハッピーツアー)に参加でよいかと
- ツアーにはタイの文化・芸能をまとめて見てくるつもりで参加しよう
- ランタン飛ばしはきれいだけれど、けっこう怖い
- 火の用心。それだけに日本では絶対できないイベント
- 会場に行かなくてもコムローイは見られるので、体力に自信がなければ無理しない
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