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オピニオンはいいぞ。弱小でもブログにオピニオンを書くべき理由

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どーも。駆け出しブロガーのカトー(@hisayosky)です。ブログは5ヶ月継続中です。

ブログの記事には大きくわけてノウハウとオピニオンがあります。

ブログをはじめた直後はどうしてもノウハウ系の記事が多くなります。

たくさんの読者に読んでもらいたい!と思うと役に立ちそうなものをかかざるをえないからです。

どこの誰だかわからない人の意見なんか書いても誰も読まねーよ、という事情もあります。

「考える前に動け! 準備なんて4割でいい!」

などとぼくなんかが声高に叫んだところでなんの成果も上げていなければ説得力はゼロ。空虚にしか聞こえません。

同じことをホリエモンさんが書いてたら「たしかにそうだよな」と思えます。だってものすごい実績があるから。

ゆえになんの実績も知名度もない駆け出しの弱小ブロガーはオピニオンを書くに値せずと考えられがちです。

が、あえていおう。間違いであると。

ぼくは弱小ブロガーこそオピニオンを書くべきだと考えています。

なぜなら、ブログとはすなわち「人」だから

リトルカトー
なにかっこいいこと言っちゃってんの? ケケケッ

かっこいいこと言いたいわけじゃありませんが、読者の側から見るとそう言わざるをえません。

ぼくの場合、固定読者になるときは「〇〇さんのブログ」であることを意識します。「役に立つ記事が載っているブログ」だからまた読みたいと思うのではないのです。

お気に入りのブログがある人はそれが誰のブログであるかを知っているはずです。誰のブログだかわらかないけれどずっと読んでますというのはレアケースかと思います。

ブログを繰り返し見に来てくれる読者は確実に「誰のブログか」を意識しています。だから記事を通して書き手を見せたほうがいい。すなわちオピニオンです(顔出しするというのもひとつの手ですがここでは横に置いておきます)。

「誰のブログか」を読者にはっきり認識してもらうためにオピニオンは必要。何者かまだよくわからない弱小ブロガーにこそオピニオンは必要です。

また読みたいのはノウハウじゃなくて「すげーブログ」

ノウハウが役に立つことは間違いありません。でも、ノウハウ記事が読みたいときってなにかのやり方を調べているときですよね。

調べた結果やり方がわかったらもうその記事に用はありません。誰のブログの記事なのかさえ意識されずにサヨウナラです。

でもノウハウ記事がとてもわかりやすくて感動するほどだったら「これは誰が書いているんだろう」と興味がわきませんか?

ぼくならその人が書いた他の記事を探します。が、そこでノウハウ記事しか見つからなかったら「この人〇〇に詳しいのね」で終わりです。

オピニオン記事があったらなにかに詳しいだけじゃないブロガー個人の人となりが見えてきます。

そして思うわけです。

この人なんかすげーな! と。

はい、固定読者のできあがりです。チーン。

ぼくが八木さんの読者になったパターン

ぼくはまさにこのパターンで八木仁平さんの読者になりました。

https://www.jimpei.net/entry/profileより転載

八木仁平さん(@yagijimpei)とは自己理解サービスを作っている株式会社Meeeの代表で現在24歳。言わずと知れた大物ブロガーです。

ぼくが八木さんのブログ読者になったときはまだ大物ブロガーだと知りませんでした。むしろすごい人見つけちゃったよ自分すげーな、くらいに思っていました(完全な勘違いです)。なので八木さんが大物だったから読者になったわけではありません。

読者になった経緯は以下のとおりです。

  1. このブログを開設するときに[画像153枚で図解]WordPress(ワードプレス)ブログの始め方を完全マニュアルを読んだ。
    → めちゃくちゃわかりやすくて感動した(これからワードプレスはじめるならオススメの記事です)。
  2. あまりにもわかりやすかったので「どんな人が書いているんだろう」と興味をもった。
    → 過去のログから他の記事を物色。
  3. 好きなことが仕事になるために、身につけるべきある1つの習慣などの記事を次々と読んだ。
    → 「この人すげーな!」と思うに至る。

興味の対象になるのは人であって記事じゃない

ポイントは人を見て「すげー」と言っているところです。記事に対して「すげー」じゃないんです。

もちろん記事もすげーのですが、「すげー」といいたくなるのはやっぱり「人」なんですよね。

ひとつの記事をきっかけとして興味が人へ移っていくのは自然な流れです。書いた人がなんかすごかったりなんかおもしろかったりしたら、次の記事に期待したくなりませんか?

「ブログとは人である」というのはこういうことです。

書き手がどんな人間なのかブログでどんどん見せていったほうが読者の獲得につながります。オピニオンに説得力があるかどうかはいったん横に置いていいでしょう。

ノウハウだけを並べてもあなたの人となりは見えてきません。だからオピニオンが必要なのです。

インフルエンサーたちがオピニオンをオススメする理由

オピニオン書くべし、と言っているのはぼくだけではありません。インフルエンサーの方々(影響力のある人たちのことです)も「書くべし」とおっしゃっているので紹介していきますね。

イケダハヤトさんの場合

https://twitter.com/IHayatoより転載

イケダハヤトさん(@IHayato)さん。

高知県の限界集落在住の大物ブロガー。「イケハヤさん」と略して呼ばれることもある。

「まだ東京で消耗してるの?」というブログはいつのまにか「まだ仮想通貨もってないの?」に変わっていました。いずれも煽りまくりのタイトルです。

イケハヤさんはブロガーに告ぐ:「お役立ち系記事」の域を超え、「オピニオン」を発信せよという記事のなかで、お役立ち系の記事はもっともウケやすく書くためのハードルが低いとしながらも「お役立ち系を脱してオピニオンを発信すべき」とおっしゃっています。

なぜなら、オピニオンを発信することで「より自分らしく生きていくことができる」から

自分の意見を中心に書くことは、自分そのものをさらけ出すことであり、自分自身が嫌われるリスクを背負うことです。

(中略)

しかし、そういう自己表現を通して得るものはとても大きいです。

端的にいえば、より自分らしく生きていくことができます。心無い誹謗中傷や、ライトな賛辞を目にすることで、「他人は他人である」という冷徹な事実を、身を以て体感することができます。他人に変な期待を抱くことはなくなり、良い距離感で他人と付き合うことができるようにもなります。

出典:ブロガーに告ぐ:「お役立ち系記事」の域を超え、「オピニオン」を発信せよ

ずいぶん高い視点でものを見ておられます。こういうのを達観というのでしょうか。「読者獲得」とかそういうセコい話ではなく生き方そのものの話になっています。

さすがイケハヤさん。PVを超越した存在。

え? オピニオン書く動機としてはちょっと弱いですか?

ふむふむ、もう少し実利的なのがよいと。

なるほど。ではこんなケースはいかがでしょう。

ヒキコモリズム井上さんの場合

井上さん

出典:HIKIKOMORISM.COM

ヒキコモリズム井上さん( @luckyman0302)。

家族との時間欲しさにベンチャー幹部やめて「プロひきこもり」になった人。在宅で稼ぐプロ。「在宅で稼ぎ散らかすサロン」という胡散臭い名前のきわめてまっとうなサロンを運営中。サロン参加者からはたびたび「井上さんはカネカネしている」といわれている。

サロン参加者のぼくがいうのもおこがましいですが、稼ぐ腕は確かです。こんな人、ぼくのまわりには他にいません。あとオピニオンが真骨頂のブロガーでもあります。

そんな井上さんはブログの優位性を持たせるにはやっぱりオピニオンが最上だったという記事を書いています。

記事の中で

  • 基本的に一般人のオピニオンには、誰も価値を感じない
  • 検索エンジンで埋もれやすい
  • 情報量も少ない

とオピニオン記事の弱点を認めつつも、

ヒキコモリズム
オピニオンこそ、ブログの本源的な価値である

と井上さんは言い切っています。

なぜなら読者の反応をみるかぎり井上さんのブログでは「情報よりもその人ならではの世界観」が魅力になっているようだから(詳しくはリンクから井上さんの記事を見てね)。

  • 言葉遣い(いい悪いはともかく)
  • 醸し出す雰囲気
  • 色彩
  • 一次情報
  • 経験談
  • 経験から出される偏り

みたいな、いわゆる「偏り」を読者は見てるように感じる。いい悪いはなく、どう偏ってるか?どう狂ってるのか?みたいな。

個人ブログにおいて、読者に見られてる点は「どんな偏った奴が書いたものなのか?」のよう。

出典:ブログの優位性を持たせるにはやっぱりオピニオンが最上だった

個人ブログを差別化するなら書き手の「偏り」は武器になりえます。

だからオピニオンなのです。サンプルは井上さんのブログだけですが、自分の経験と照らしてみてもうなずける話です。

えとみほさんの場合

https://twitter.com/etomiho?lang=jaより転載

えとみほさん(@etomiho)。

スマートフォンで撮影した写真を売買できるアプリ「Snapmart(スナップマート)」を運営。スナップマート株式会社の代表。

>>>インスタ映えする自然な写真素材を、ユーザーから直接購入できる“Snapmart”

えとみほさんはご自身のnote「本当に「儲かるブログ」とは」のなかで昨今の「PV至上主義」に疑問を呈しつつブログの価値について考察されています。以下「本当に「儲かるブログ」とは」より引用します。

その人が本当に書きたいことを書いて、そのうえでPV数も増えたというのであれば良いが、PV数のためにその人が書く必然性がない記事をアップするのはやはり本末転倒な気がするのだ。

話は冒頭に戻るが、私は最初に出てきた営業担当者から、最近自分としてはけっこうな金額の大きな買い物をした。もともと必要なものではあったが、どうせ買うならこの人から書いたいなと思ったからだ

2回しか会っていないその人に対しそのように思ったのは、間違いなくその人のブログを読んでいたからだと思う。

その人のブログは、営業のためのブログでもなんでもなく、セルフブランディングもしておらず、飾り気がなく淡々としていた。もちろん顧客である私に向かって書かれたものでもない。

あなたも「どうせ買うならこの人から買いたい」と思った経験はありませんか? ぼくはいまこの記事を書いているMacBook Airを買ったとき店員さんの人柄を見て購入を決めました。

家や車など大きな買い物であるほど「どの人から買うか」にこだわりたくなります。それが人情というものです。

目の前の利益を取りに行くなら「人となり」より「PV」や「お役立ち系の記事」が有効です。しかしえとみほさんがおっしゃっているようにもっと大きな金額を稼ぐのはおそらくそういうブログではありません。

「どうせならこの人から!」の「この人」として自分を選んでもらえるかもしれない。「人となりがわかるブログ」の価値はそんなところにあるのではないでしょうか。

まとめ

  • どこの馬の骨ともわからない弱小ブロガーこそオピニオンを書くべし。
  • 情報よりもその人の世界観を見たい読者も少なからずいる。
  • 「人となりがわかるブログ」は自分を選んでもらえるきっかけになりうる。
  • オピニオンで自分をさらけ出し、より自分らしく生きていくべし。
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