Webマーケティングって、どんなことするんだろう。
Web系の仕事をしているあたしにもできないかしら?
Web 系の仕事と言えば、まず思いつくのがエンジニアとデザイナー。
Webマーケティングは情報も少なくて、いまひとつイメージがつきにくいかもしれません。
そこでこの記事ではWebマーケティングの仕事内容ついて解説します。
- Webマーケティングってどんな仕事?
- どんなスキルが必要?
- 未経験からでもできるの?
こんな疑問に答えていきます。
じつは会社員としてWebマーケティングをする場合、2通りのパターンがあります。
- Webマーケティングを専門にやっている会社で働く
- 企業の中でWebマーケティング担当になる
ぼくが今やっているのは後者。
ですので、今回ご紹介するのは「企業の中のWebマーケティング担当」のパターンです。
- Webマーケ担当として転職したい!
- 可能ならWebマーケケティングを転職の選択肢にいれたい!
- Webマーケティング担当に必要なスキルが知りたい!
という方はぜひ読んでみてください。
ちなみにぼくは元医療職で、実務未経験から40代でWebマーケ担当に転職しました。
実際に転職に成功した経験がありますので、これを踏まえて解説します。
Webマーケティング担当は実務未経験でもなれるか?
なれます。
ただし「Webマーケティングのリテラシー」はある程度必要です。
「Webマーケティングのリテラシーってなに?」と心配になった方、安心してください。
ようはウェブを使って人を集めるコツがわかっているかどうか。
- どんなメディアがあるか
- どうすれば検索上位に表示できるか
- どんなコンテンツを作ればいいか
といったことを知っていればOK。
ブログ運営ができるなら、基本は備わっていると考えていいでしょう(全く同じではありませんが)。
つまり、ブログも立派なスキルなんですね。
やってない人からしたら、何やってるかわからないくらいすごいですから。
企業の中にもブログ運営みたいなことができる人はまずいません。だから実務未経験でもなれるのです。
売ることまでできれば文句なしですが、とりあえずは集客メインで考えていいと思います。
Webマーケティング担当の仕事とは?
Webを使って見込み客を集めるのが仕事です。
手段としては「Webサイト」「SNS」「メルマガ」「広告」などがあります。
これらを運用、管理していくので、ある程度広い知識が必要です。
Webマーケティング担当に必要なスキルセット
ぼくの職場で求められているものを紹介します。
会社によってばらつきはあると思いますので、一例としてご覧ください。
- HTML&CSS
→ Webサイトのデザイン修正や更新をするため - WordPressなどCMSでのサイト運用
→ Webサイトの運営に使います - 外部・内部とのコミュニケーション
→ 外部は各種業者さん、内部は社内チームのメンバーを指します。対面とテキストのどちらでもスムーズなコミュニケーションが必要 - Googleアナリティクス・タグマネージャー
→ 使えないまでもかじっておくと、話が通じやすいです。もちろん使えるのがベター - UX・UIならびにデザインの知見
→ デザインのスキルはあるとかなり重宝します。Webサイトや印刷物の改善がしやすいです - Adobe製品ひと通り
→ 印刷物のグラフィックデザインで使用します。うちは主にIllustratorですが、個人的にPhotoshopとXDも頻繁に使用 - ライティング
→ Webサイト、SNS、メルマガなどコンテンツ作りはかなりあります。ブログ記事が書ければなんとかなる - マイクロソフトOfficeひと通り
→ メール、表計算、文書など使います
プログラミング言語の知識がいるところもあるようですが、うちはなくて大丈夫でした。
コーディング、デザイン、ライティングに加えてデータの解析能力が求められます。スタート時点では浅く広くといった感じです。
Webマーケティング担当の日常業務
毎日やってる仕事を紹介します。
その時々で対応すべきものを選び処理していくので、スケジュール管理能力はかなり必要です。
◎各種更新業務
→ イベントなどに合わせてWebサイトの内容を更新します。複数箇所あるので「タイミングよく」「漏れなく」できるようになるには、慣れが必要
◎ウェブサイト・LPの最適化
→ 「できる人がいなかったから」という理由で放置されている不具合が結構あります。見つけては潰していく作業です
◎SEOの改善
→ サイトがすでに上位表示されていたので、ほとんどやってません。やるとすれば新たにコンテンツを投入するときでしょうか
◎広告の出稿
→ 原稿を作るほか、運用方針について外部業者の方と相談して決めていきます
◎SNS・メルマガ・案内メール
→ いわゆる「中の人」。コンテンツを企画・制作して配信します。SNSはアイキャッチも作成。ブログの経験がものすごく役に立ってる
◎印刷物の修正、作成
→ パンフ、チラシの修正です。いずれは、まるまる作ることも出てくるでしょう
【注意】マーケティング思考はおろそかになりがち
上に挙げたことができれば、業務自体はこなせます。
しかし、仕事はあくまで「マーケティング」。Webまわりのことができても集客につながらなければ話になりません。
じつは採用された時、マーケティングの知識は何も問われませんでした。
とりあえずWebまわりのスキルがあって、会社にフィットすることが優先されてのことと思います。
ぶっちゃけ通常業務さえこなせれば集客はできます。
でもそれは会社がもともと持っているブランド力に乗っかっただけで、マーケティング担当者としては何もできていません。
うちの会社の場合、独自にやっているマーケティングは手探りな部分が多いです。他の企業も似たりよったりと想像します。
絶対的にマーケティングがすごい担当者がいるケースは稀。
だからこそ通常業務をこなしつつ、マーケティングのプロとして知識と経験を積んでいくべきです。
Webまわりに気を取られているとおろそかになりがちなので、意識して勉強しましょう。
Webマーケティングを担当する前に。読んでよかった本を紹介
最後に、マーケティングのとっかかりとして読んでよかった本を紹介します。
◎『ドリルを売るには穴を売れ』
誰が読んでも「マーケティングってこういうことか」とスパーンとわかります。
ぼくは、最初のところからできてなかった。
◎『僕らはSNSでモノを買う』
Facebookの運用をすることになって読みました。
本で扱っているのはツイッターですが、考え方はSNS全般に共通です。
ぼくはこの本を読んで「あ、今までの投稿を引き継いだらダメだな」と悟りました。
まとめ
Webマーケティングには浅くても幅広い能力が求められるだけに、あなたの持っているスキルがそのまま活かせる可能性が高いです。
「Web関連の仕事がしたい!」と考えている人なら、選択肢の一つに入れていいと思います。
今後どんな働き方をしていこうか迷っているなら、ぜひ検討してみてください。個人的にはオススメです。