「個人で稼ぐ時代」っていうけれど、会社員だし実感ないわ。
会社の給料以外に自分でお金を稼げるイメージがわかないのよね。
あたしにもできることってあるの?
- 「個人で稼ぐ」を始めるべき理由とは?
- 「個人で稼ぐ」に使えるプラットフォーム
- 「個人で稼ぐ」にありがちな誤解を解消します!
ぼく自身、医療職からまったく経験のないWeb系の仕事に職種を変えました。
未経験からのスタートながら、現在も会社には属さず個人で稼ぐを実践しています。
ただ「これなら会社員のときでもできたのでは?」と思うことがあるのも事実。
会社に勤めていても「個人で稼ぐは十分可能」です。
この記事を読めば「なぜいまからでも個人で稼ぎ始めるべきなのか」がわかります。
個人で稼ぐことに興味はあるけど「自分には無理。。。」と諦めている方が、一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
「個人で稼ぐ」を今から始めるべき7つの理由
社会情勢の後押し
2018年は「副業元年」と言われています。
政府が働き方改革の一環として副業を推奨し始め、これに伴い、副業を解禁する企業も増えました。
あなたの周りでも「副業」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
副業はもはや会社に隠れてコソコソとやるものではなくなりました。
会社に勤めていることが、「他の仕事ができない理由」にはならないのです。
インターネットが「ふつうのツール」になった
インターネットは、いまや「あるのが当たり前」です。
水道やガスと同じくらい不可欠なインフラと言っていいでしょう。
ネットがなかった時代は、価値あるものがあったとしても買い手を探すのが大変でした。
いまは情報さえ出しておけば買い手が向こうから探しに来てくれます。
これはインターネットがふつうにあるからこそのメリットですね。
情報が手に入りやすい
これもインターネットの恩恵ですが、「稼ぎ方」に関する情報が圧倒的に手に入りやすくなりました。
スクールの情報から個人の発信まで、ネットで検索が可能です。
ロールモデルを見つけて、その人のやり方をそっくりそのまま真似ることもできます。
「自分の力で稼ぎたい。でもやり方がわからない」という問題は、家にいながらにして解決できる時代なのです。
なお、ロールモデルを探すならTwitterが探しやすいです。
「これは!」という人がいたらフォローして、逐一情報をキャッチしましょう。
スキルが身につけやすい
自分の力で稼ぐためには、ある程度のスキルが必要です。
スキル獲得も今はかなり簡単になりました。
努力はもちろん必要ですが、いろんな分野で「スキルゼロから稼げるようになるまでのロードマップ」が整ってきています。
顕著なのが「プログラミング」。
スクールですと比較的短期間で必要なスキルが身につくだけでなく、「案件獲得保証」や「転職保証」まで付いています。
東京フリーランスの30DAYSトライアルに至っては、その通りにやればプログラミングスキルが身につく教材を無料で提供するという気前の良さ。
「個人で稼ぐ」を実現できる道がこんなに用意されている時代は、今までなかったでしょう。
TECH::CAMP
高性能なパソコンが手に入る
高性能なパソコンが手頃な価格で手に入るようになりました。
これも重要なポイントです。
ちなみにぼくが使っている中古のレッツノートのスペックは以下のとおり。
- メモリ:8G
- CPU:Intel i5
- SSD:480G
これで価格は3万円程度でした。
このくらいのスペックがあれば、Web制作はもちろん、Adobe製品も使えます。
動画はちょっと苦しいかもですが、なんとかなります。
たいがいのことができてしまうパソコンが、それほどお金をかけることなく手に入るわけですから、ツール面でも障害はありません。
設備投資費用がゼロの場合もある
すでにパソコンをお持ちなら、設備投資にかかる費用はゼロで済むかもしれません。
個人で稼ぐとき、仕事の規模は小さいです。
起業する必要はありませんし、事務所も社員もいりません。
必要なのはネット環境とパソコン。
これがあればなんとかなってしまいます。
唯一の設備投資対象であるパソコンをすでにお持ちなら、個人で稼ぐ準備はもう半分整っているようなものです。
プラットフォームの充実
近年の変化としては、これがかなり大きいです。
プラットフォームがあるおかげで、「売りたい人」と「買いたい人」のマッチングが圧倒的に簡単になりました。
例えば「物販」。
メルカリが広まったことにより、誰もが簡単にいらないものを売れるようになりました。
Amazonのおかげでネットで物を買うことが当たり前になり、その広大な販売網を活かして売り手に回る人もたくさんいます。
「出品しさえすれば売れるかもしれない」という環境がすでにあるのです。
「個人でお金を稼ぐ」方法と考え方【仕事にも種類がある】
「個人で稼ぐ」と言ってもいろんなやり方があります。
がむしゃらにがんばればいいというものではありません。
ざっくりとパターンを把握して、「自分の仕事はどれに当てはまるのか」「ゆくゆくはどっちにシフトしていくのか」イメージするときの参考にしてください。
クライアントワークと非クライアントワーク
「クライアントワーク」とは、顧客がいる仕事のこと。
Web制作、デザイン、物販などがこれに当たります。
一方でクライアントがいない仕事も存在します。
- ブログやYouTubeから広告収入を得る
- 株式の売買で利益を得る
といったものです。
高い再現性で稼げるようになるのはクライアントワークです。
ただ、ストレスが少ないのは間違いなく非クライアントワークの方ですね。
クリエイター型とディレクター型
クリエイター型とディレクター型の違いは以下のとおりです。
- クリエイター型:サイトやデザインなどを作る人。受けられる仕事量に限界がある
- ディレクター型:制作の指揮をとる人。Web制作なら、クライアントと交渉してクリエイターにデザインやコーディングなどの仕事を振る。進行管理も行う。
一般的に「ディレクターの方が稼げる」と言われています。
とはいえ全体を把握する人なので、まずはクリエイターから始める人が多いです。
どっちの方がいいかは、向き不向きによります。
「作るのは好きだけどコミュニケーションは苦手」という人ならクリエイターです。
ストック型とフロー型
クライアントワークはほぼ「フロー型」です。
つまり、作ったものを売ったらそれ以上の収入はありません。
したがって、収入を得るには作り続ける(もしくは売り続ける)必要があります。
性質上「何かの理由で働けなくなったら終わり」という怖さがつきまといます。
ストック型は、一度作ったら継続的に利益を生んでくれます。
たとえばブログ・アフィリエイト。
一度記事を作ってしまえば、あとは放っておくだけで広告収入が発生します。
はじめはフロー型で稼ぎつつ、徐々にストック型へ移行していくのが理想です。
個人で稼ぐときに使えるプラットフォーム
個人で稼ぐ時に使えるプラットフォームを紹介します。
物販
▼Amazon
まずおすすめはAmazonです。
理由は、ビジネスで一番むずかしい「集客」をAmazonがそのブランド力でやってくれるから。
さらに「販売にかかる手間の少なさ」もメリットです。
AmazonのFBA(Fulfillment by Amazon)に登録すると、商品の保管から発送、果てはカスタマーサービスまで全部やってくれます。
自分の商品を大量にさばく場合にはとても便利です。
「売れれば売れるほど忙しくなる」のを避けられます。
▼メルカリ
「とにかく簡単に売りたい」
「売るものがそんなにない」
という人には、メルカリがおすすめです。
メルカリのメリットは、とにかく出品から発送までが簡単なこと。
既存の商品なら3ステップで出品できます。
- バーコードで商品を呼び出す(商品説明も付いてくる)
- 写真を撮る
- 追加分の説明があれば書く
発送時は宛名書きも不要。
コンビニでプリントアウトされたものを荷物に貼り付けるだけなので、書き間違いはゼロです(ただし、荷物のとり違いには注意)。
売れるものの幅が広いのも、初心者にはうれしいところです。
「とりあえずいらないものを売ってみよう!」という人は、メルカリからスタートするのがいいでしょう。
スキル販売
▼ココナラ
ココナラ
個人と個人をつなぐ案件が多いです。
ビジネス代行から恋愛の相談まで、扱っているスキルが幅広いのが大きな特徴。
ラインナップを眺めているだけで、「こんなことやってみようかな」とアイデアが思いつくかもしれません。
「自信はないけど、とにかく出してみよう!」という初心者におすすめです。
ココナラ ※イラスト・相談などもOK!
▼Time Ticket
ココナラと同様に幅広くスキルの提供・販売ができるのが【タイムチケット】
違いは「30分単位で個人の時間を売買する」ところ。
サービスを提供する時間が区切られているので、スキマ時間を利用しやすいです。
あらかじめ決まっているカテゴリーの範囲であれば、提供するサービスは自由に決められます。
個人向けはもちろん、企業向けのサービスも提供されていますので、初心者から高い技術をもつ人まで利用可能です。
【タイムチケット】 ※自分の得意なスキルが売れる
▼ランサーズ
ランサーズ はお仕事のマッチングサイト。
募集されている案件に対して提案を行い、仕事を獲得します。
上の二つとの違いは「本格的なクライアントワークになること」です。
案件にもよりますが、仕事が依頼されたらクライアントさんと密に連絡をとりあって、作業を進めていく必要があります。
20万円以上の高額案件もあるので、一定の技術がある人向きです。
フリーランサーの仕事の依頼窓口として使えます。
ちなみにですが、ぼくもランサーズを使っています。
ランサーズは依頼価格を評価することで、案件ごとの単価を適正に保っているところがGood。
安心して使えるサービスです。
個人で稼ぐについて「よくある勘違い」
ぼく自身、フリーになる前には「個人で稼ぐ」についていろいろと勘違いをしていました。
知らないことが足かせにならないように、勘違いしそうなところを解説します。
個人で稼ぐ=起業
会社を辞めて個人で稼ぐ=「起業」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
会社を辞めても、個人のままで稼ぐことは十分に可能です。
「個人事業主」にもならなくて支障ありません。
むしろはじめから会社にしようと考えないほうがいいでしょう。
売り上げがあがれば、いずれ税理士さんを頼んだりすることになります。
そうなってはじめて「起業」を考えるタイミングがくるというイメージです。
会社員だから無理
「給与収入に頼りきっている会社員には無理」という考えも捨てましょう。
会社員でも、本業の収入より副業で稼いでいる人がいます。
「でもそれは特別すごい人なんでしょう?」
とぼくも思っていました。
でも能力的な違いはあまりありません。
決定的に差があるとすれば「やるかやらないか」でしょう。
会社に勤めていて時間がなくても、できることは見つかります。
ご紹介してきたように、プラットフォームも充実してきています。
集客の問題が減少している今、本当に「やるかやらないか」だけなのです。
スキルがないから無理
きちんとしたスキルが必要なのは、本格的なクライアントワークをする場合だけです。
ココナラやTime Ticketには「人より得意」レベルでもサービスになっているものがあります。
スキルはあるに越したことはありませんが、とりあえずあるもので始めることもできるのです。
「スキルがないから無理」とあきらめる前に、できそうなことを探してみましょう。
ちなみに、スキルが必要な場合は身につけるところから始めればOKです。
「短期で」「集中的に」取り組めば、スキルはちゃんと身につきます。
スキマ時間でコツコツやっていると、大半の人が実務にたどり着けません。
もしスキルの必要な仕事がやりたいのなら、お金を使ってでも短期で集中して身につけるのをおすすめします。
好きなことを仕事にできる
「好きなことを仕事にする」にこだわると、ずっと稼げないかもしれません。
「好きなこと」より「できること」。
これが、ぼく自身が個人で稼ぐにチャレンジしてみて実感したことです。
たとえばぼくはイラストを描くのが好きです。
これを仕事にするとライバルが多く、単価も信じられないほど低くなります。
がんばればいずれ稼ぐこともできたかもしれません。
しかしそんなに悠長に構えていられなかったので、コーディングスキルを集中して身につけることにしました。
好きなことを仕事にするより、できることをやってみて、続けているうちに好きになるという流れの方が自然です。
とりあえず、好きかどうかは横に置いておきましょう。
自分の力で稼ぐかどうか迷っている人に伝えたいこと
ここで伝えたいのは一つだけ。
「迷っているなら、やれ」です。
個人で稼ぐ力がつけば、人生の選択肢は確実に広がります。
誰の人生においても確実に訪れるのが「変化」です。
- 結婚、出産などのライフステージ
- 健康状態
- 人間関係
会社のおかげで安定した生活ができるのは事実です。
しかしながら、会社は自分の環境変化に合わせてくれません。
安定しているだけに、会社が足かせになることもあるのです。
だからこそ自分で準備をしておく必要があります。
できることから始めてください。
各種サービスに登録するだけでも立派な行動です。
ぼくは40代で会社を辞めて、個人で稼ぎ始めました。
だから断言できます。
今からでも遅すぎることはありません。
むしろ、今だからこそやりやすくなっていることもあります。
「個人で稼ぐ時代」と言えるだけの環境はすでに整っているので、あとはあなたが動くだけです。
まとめ:今は「個人で稼ぐ」ができる時代。整っている環境を生かそう
この記事では「個人で稼ぐ」を今から始めるべき理由について、使えるプラットフォームも交えて解説しました。
10年前(2009年)を思い出してほしいんですが、今ほどインターネットは使われていませんでした。
メルカリはまだ存在さえしていません。
そんな世の中では「物を売る」だけでも今より相当むずかしかったはずです。
それが今では誰でもできるくらいハードルが下がりました。
この1点だけ見ても「個人で稼ぐ」がいかに簡単になってきているかわかるでしょう。
始めるなら今です。
迷っているあなたが一歩を踏み出すきっかけとして、この記事がお役に立てば幸いです。