愛知県知多市のトモさん宅にてコブハウスをつくっています。トモさん宅に泊まり込み半ば合宿状態で2日目に突入します。
2日目
メンバー
昨日の8人に加えて、20代男性が加入。合計9人。
いきなりアクシデント発生
基礎の材料に使う砂利がぜんぜん足りないことが発覚。あいにくお盆で業者さんもやっていない。ホームセンターには売っているけれど高い。さあどうする。
方々に電話をかけるトモさん。なんとか瓦をくれる人が見つかりました。しかし、
タダ最強!
とにもかくにも材料となる瓦がタダで手に入りました。それにしても、瓦ってこんなにあまっているものなのか。。。
瓦を割る
砂利のかわりになるように瓦を割ります。5センチ四方くらいの大きさ。かなづちでおもしろいようにばかりばかりと割れます。個人的にめちゃ楽しい作業でした。
排水溝を掘る
基礎の下にたまる水を逃がす排水溝を掘ります。
深さは昨日掘った溝とだいたい同じですが、家から遠いほうを低くして水が流れてくるようにします。上の写真だと右のほうが低くなります。
ここでは排水溝だけを掘りましたが、最終的には水を溜める池を掘るつもりだとか。
水の流れを調べる
家が建ったとき基礎の下を水が排水溝に向かって流れていってくれるのかどうか。実際水を流して調べます。つまり
「あ」が一番高く「え」が一番低くなっていればいいわけです。
水を流してみると案外高低差がうまくできていませんでした。この結果を見てまた掘ります。低いところは低く、高いところは高くなるようにします。
瓦(砂利)を敷く
1枚1枚なるべくすき間なく敷き詰めます。敷けたら踏んで固めます。
排水管を敷設する
この排水管には穴があいています。穴があいている管をなんで埋めるんでしょう。
つまりこういうことらしい。
溝をぐるっと回って、管の両端が排水溝(さっき掘ったところ)にくるようにします。
この位置で敷設できるように、管のまわりを瓦で埋めていきます。ここで使う瓦はふるいにかけておきます。
管は溝の中央にくるようにし、瓦は管の左右を埋めるように入れます。管の下には瓦が入らないように。管の下に入ると高さが変わるので、水が流れにくくなってしまいます。
できたら上からも瓦をかぶせます。
竹の骨を作る
コンクリートをうつ際に入れる竹の骨を作ります。どうして骨がいるのかというと、
竹はトモさんがどこかでもらってきました。もちろんタダです。
竹の割り方は以下のとおり。
①中央に鉈を入れる(木槌でトントンと鉈をたたく)
②鉈を食い込ませたら、木の棒を割れ目に挟む
③木の棒をぐいぐい押し込んでいくと割れる
◯ ひとりが木の棒を竹の割れ目に押し込み、もうひとりが割れた竹を左右に広げていくと作業が楽。
◯ さらに4分割する場合は、あらかじめ鉈の背で節を抜いておくと割るのがラク。
これで竹の骨ができました。
コンクリートを敷設する
コンクリートをうったらブロックを配置していきます。
使うブロックをあらかじめ溝のまわりに並べておきます。こうしておけばあとで慌てて運ばなくていいし、ブロックが足りているかどうか一目瞭然です。
わずかですが砂利があったので、瓦の上に薄く敷きます。
この砂利もふるいにかけてから使います。ふるいにかけて出た細かい砂はコブの材料になるのでとっておきます。
溝に敷いた瓦や砂利には水の濾過機能があるので、下が粗くて上は細かくなるようにします。
コンクリートは砂3に対してセメントを1加えて混ぜます。混ざったら適量の水を加えてさらに混ぜます。できたら砂利を適量加えてまた混ぜます。なじんだら完成。
コンクリートを溝に投入しならしていきます。コテがあればよいですが、なければ角材を切って使ってもよいです。
ならしたコンクリートの上にブロックをおいていきます。水準器を使って縦横が水平かどうかを確認します。
となりやお向かいのブロックと同じ高さになっているかどうかもチェックします。小さくずれているならハンマーでたたいて修正します。大きくずれているならコンクリートを削ります。
途中までブロックを設置して2日目終了。
作業後の現場にて
まとめ
- 材料がなかったらまずタダで手に入りそうなものがないか探す。
- 基礎は水がきちんと流れてなんぼ。高低ができているかどうかは厳しくチェック。
- コブハウスづくりはゴミが少ない。危険な道具も少ない。