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あまり知られていない会社勤務最後の1日の過ごし方を残しておこうと思う

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こんにちは。カトー(@hisayosky)です。

昨日(3月29日)職場での最後の日が終わりました。

 

最後の日はあいさつをして終わりのはずでしたが、実際そうあっさりとはいきません。退職するにあたりやることって意外とあるものです

ふつうは自分が辞めるときになってはじめて「そうだったのか!」とわかるものですが、そういうことってあらかじめ知っておいてもいいんじゃない? と個人的には思っています。

 

そこで今日はぼくが会社での最後の日をどのように過ごしたかを紹介したいと思います。

最後の日の過ごし方や退職に際して必要な処理は会社によって多少違うでしょうが、だいたいのイメージはつかめると思います。

ではいってみましょう。

 

目次

おおまかにいえば「あいさつ」と「事務処理」

最後の1日を時系列に書いてみます。おおかまかにいって「あいさつ」と「事務処理」で終わりました。

 

8:30 職場であいさつ。15分間朗々と語る。

9:00 辞令交付。場所が変更されており院内走り回った。

9:20 会社に返すものを集めた。無事ぜんぶ見つかった。

9:30 職場の上司に呼び止められ話す

10:00 病棟をまわってあいさつ。退職は上の方には伝わっていた様子。下のほうの方々には「え!?」と言われた。

11:00 更衣室のロッカー、下駄箱の掃除。ユニフォームの枚数チェックと返却。

11:30 事務にて物品の返却。退職するにあたり必要な書類を提出。

12:00 退社

 

という流れでした。

 

あいさつの心得(カトーの場合)

あいさつの内容は辞める理由によって変わってくるかと思います。

ぼくの場合、辞めた理由は自分の職場の人間関係でした。これは病棟の人間関係とは別の問題です。

よって病棟と職場ではあいさつのしかたが異なりました。

病棟でのあいさつは「いい理由で辞める場合」の例、職場でのあいさつは「よくない理由で辞める場合」の例として紹介します。

 

病棟でしたあいさつの内容

部署の責任者の方に代表で聞いていただきました。

  • 自分が退職する旨を伝える
  • これまでのことを感謝する
  • これからも元職場のことを「よろしく」とお願いしておく

 

辞める理由については聞かれたら「いろいろありまして」と答え、さらに聞かれたら「人間関係で」と答えていました。

理由まで聞いてくるのは在職中にある程度交流があった方々でした。

ふつうはそう突っ込んで聞かれません。たいがい「それはそれはおつかれさまでした」で終了です。

 

次はどこへ行かれるんですか」もよく聞かれました。

ぼくは正直に「どこへも行きません。ただ辞めるだけです」と言いました。「しばらくは充電ってことね」という反応が多かったです。

 

本当は充電どころか、ただの無職なんですけどねwww

 

それは言いませんでした。わざわざ言わなくてよいかと。

 

職場でしたあいさつの内容

朝のミーティングで花やお餞別をいただいた後にごあいさつしました。

朗々と15分語りました

ぼくはいつも話を短くすることを心掛けていますが、今日ばかりはいいだろう、言いたいことぜんぶ言おうという覚悟で臨みました。

内容は以下のとおりです。

  • 長きにわたりご迷惑おかけしたお詫び
  • ぼくが辞めるに至った2つの理由
  • これまでに辞めようと思ったときの2つの話
  • にもかかわらず職場に残った理由その1(お金のため)
  • 辞める自分から見た病院の現状
    「こんなのはチーム医療ではなくヒエラルキー医療だ」と言った
  • 職場に残った理由その2(ここがいい職場だったから)
  • 大きな声で「11年間ありがとうございました」

 

ぼくが辞める理由をぜんぶ言ったわけ

これまでにあまりよくない理由で職場を去った人たちは、その理由をあきらかにしてきませんでした。あいさつさえせずにいなくなった人も何人かいます。

言うべきか言わざるべきか。これは意見がわかれるところだと思います。

ぼくはきちんと言うべきだと思いました。

当事者として言わずにはおれなかったというものありますが、職場に残る人はこの職場でなにが起こっていたのかをきちんと知っておくべきだと思ったからです

ぼくの職場はいいこともよくないことも伏せておく傾向が強くありました。

「配慮」なのかもしれませんが、とくに好ましくない状況がある場合、伏せているだけでは状況は絶対いい方向へ動きません

渦中にあってそれがよくわかりました。だからぼくのケースは公にしようと思いました。

 

上司との話の内容。正直、小言をいわれるのかと思った

職場でのあいさつ後、ひとりの上司に「ちょっと時間ちょうだい」と呼び止められました。

こういう場合、十中八九いい話ではありません。経験上そうです。

てっきり「あんなこと最後のあいさつでもいうもんじゃない!」みたいな小言をくらうのかと思っていたら、

 

「職場に残るものとして、おれはこれからどうしたらいい?」

 

という話でした。びびって損した。。。

 

ここでお話したのは以下のことです。

  • よくないことでも積極的にオープンにすること。当事者を交えなかったとしても、ほかのスタッフの間では少なくとも継続的に話題に挙げたほうがいい。
  • いなくなる人間は徐々に職場での関わりを断っていく(これをぼくは「窓を閉める」と呼んでいる)。これは現象ではなく「メッセージ」なので、「好きにすればいいよ」じゃなくてすぐにでも戻ってこられるように行動を起こすべき。そうでないとどんどん窓が閉じていき、最終的には辞めることになる。
  • 去っていく人間は全力で取り戻そうとしないと絶対に帰ってこない
  • とにかく「無視」は最悪。これさえなければけんかしていても人間関係は維持できる。おたがい何も言わないことが一番いけないけれど当事者同士は恐れているので口を開くきっかけが作れない。きっかけはまわりの人が作るしかない
  • 極論すればおたがいに「目を見て」あいさつができるなら職場は健康。口だけのあいさつはかえってよくない。

 

こういう話を聞きにきてくれるくらいなので、今後うちの職場はまだよくなれると思います。

 

まとめ:最後くらい言いたいこと言って辞めればいいんじゃね?

  • 退職する日は「あいさつ」と「事務処理」で半日かかるよ
  • あいさつは辞める理由と相手によって使い分ければいいよ
  • 言いたいことは言ってしまったほうがいい置き土産になるかもよ
  • 事務処理はついて別記事で書きます

 

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