でも重いのはヤだし、あまり値段が高いのもちょっと。
いかにも山ってかんじだとパソコン運びにくそうだし。。。
ちょうどいいザックってないんだよねぇ。。。
こんにちは。アンチ・キャリーバック派のカトー(@hisayosky)です。
そもそもキャリーバックが必要なほど荷物を持っていくのがいやです。たとえ海外でもね。
そんなぼくには長年愛用してきた40㍑のザックがありました。
ごらんのとおりごりごりの山用です。
まえはこれでもよかったのですが、最近はスマホやらパソコンやらも持ち運ぶようになり用途に合わなくなってきました。
ずいぶん古いし買い替えてもいいかなと思っていたんですね。
そんな折、こんなものを見つけました。これなんだかわかりますか?
そう。じつはこれ40リットルのザックです。折りたたまれていますけれどね。
広げるとこんな感じです。
ね、ちゃんとザックになったでしょ?
こちらはOSPREYの「TRANSPORTER 40」というザックです。
OSPREYはアウトドア用品や登山用品を作っているアメリカ合衆国のメーカーです。
登山をしない人でもこちらのロゴは見たことがあるのではないでしょうか。
ふつうのザックならまだしも折りたたみなんでしょ。
しかもありえないほど小さくなってるじゃん。
どうせ広げてもちゃちいんでしょ?
ぼくもはじめそう思ったんですけどね、いい意味で裏切られました。
こんなに小さく折りたためるのに生地はしっかりしています。
広げたザックは立てて置いておけるほどです。
背負った感じも上々でした。荷物の重さに引っ張られてだらーんと後方に垂れてしまうこともなさそうです(ちょっと工夫しますけれどそれはのちほど)。
新宿のL-Breathで30分くらい眺めたり背負ったりしていじり倒した結果、「これは海外旅行でもイケる!」と判断し購入してきました。
価格は税込み8640円。
40㍑のザックとしては安いほうでしょう。1万円超えるのはざらですから。
変形するところがガンダム世代にはたまらなかったというのもありますが、それは抜きにしてもメインとして実用に耐えるすばらしいザックだったのでレビューしますね。
40㍑のわりに超軽量。わずか770㌘!
ふつう40㍑のザックなら1.3キロ以上はあります。約半分の重さということですね。
ただでさえ荷物の多い海外旅行で鞄自体が重いのは避けたいところです。
ちなみにこのサイズですと機内持ち込みが可能です。ちゃんとタグが付いてました。わかってらっしゃる。
荷物を預けなければ紛失のリスクもないですし荷物の受け取りに時間を取られることもありません。空港を早く脱出できますよ。
小さくたためるので現地使いも可能
サブでも使用可能といったのは折りたためるからです。
40㍑のザックとは思えないほど小さくなるのでスーツケースに入れて持っていき現地で広げて使うことができます。
まあ40㍑は現地使いにしては大きすぎるかもしれませんが、容量のわりに大きすぎないのがTRANSPORTER 40のいいところでして。
背負ってみるとこんなかんじです。
思ったよりすっきりしています。これで40㍑です。いろいろ買い物してもぜんぶ中に入れられますね。
折りたためる。しかし型崩れしない。
軽いし折りたためるとなると、なよなよシャリシャリなバッグを想像しますよね。
でも実物は想像とまったく違います。
ザックの背、上部、下部、ショルダー×2の計5か所にパットが入っているので型崩れしません。
と心配しましたが、広げておくとだんだん戻ってきます。完全に癖がとれるわけではありませんが、へんにひしゃげて使いにくいことはありません。
ぼくは中に適当に荷物を詰め込んで数日置いておきました。これでだいたい元通りです。いきなり使用しても使っているうちに戻るでしょうね。
生地はふつうのザックと同じでしっかりしている。
最近は透けるくらい薄くても強い生地がアウトドア用品に使われていますが、40㍑のザックには向きません。
TRANSPORTER 40の生地はいわゆる山用のザックと同じで丈夫です。うすうすシャリシャリ感も安っぽい感じもまったくありません。
オスプレイの場合、日本総代理店の株式会社ロストアローによるアフターサービスが付いています。
上記タグの一部を抜粋します。
原材料および製造上の不具合によって生じたいかなる破損に対しても、製品を謹んで修理または交換いたします。
(中略)
オスプレー製品をお使いの方々に当社のアフターサービスを知っていただくためにも、この製品の保証を忠実に実行いたします。
なので万一壊れても心強いです(ぜんぜん壊れそうではありませんけど・・・)。
折りたたみなのに収納スペースが5つもある。
収納スペースは5つあります。
まずメイン。
外見のわりにかなりの容量があります。開けたときに「広いな」と感じられます。
これは13インチのPCを入れたところです。15インチまでは収納できるでしょう。しかし、PC専用のスペースはありません。残念ですが、この価格とこの重量でそこまで求めるのは酷でしょう。
次に背面のパッド裏。
ここには11インチ程度のPCなら入ります。
ぼくが愛用しているサブPCは10.1インチなのでこのポケットに収納可能です。狭いスペースなのでPCを安定させられます。11インチ以下のPCやタブレットならここに入れるのがいいでしょう。
こちらはトップの収納スペース
意外と広いです。
写真ではTシャツを2枚入れましたが全然余裕です。5枚くらいは入りますね。「地球の歩き方」やデジカメなどよく使うものはたいがい収まるでしょう。
あとは側面のスペース。
外側のポケットには新書や500mlのペットボトルが余裕で入ります。
鍵をひっかけておけるフックもついてます。家やロッカーの鍵は他の荷物といっしょだと紛れやすいので、フックがあると重宝します。
内側のポケットはメッシュになっています。
6インチのタブレットを入れてみました。余裕です。
貴重品用のスペースになりそうですね。ぼくはパスポートとコード類を入れますかね。
肝心の背負い心地も快適
ある程度荷物を詰め込んだ状態で背負ってみました。
肩のパットは山用のザックに比べて薄いですが、重さを分散して肩の負担を軽くするには十分です。
背負ってみると背中にピタッとフィットして不安定な感じはありません。が、じつはひと工夫してあります。
TRANSPORTER 40にはチェストストラップがついていないので、別売りのチェストストラップを付けました。
L-Breathにて税込み756円でした。
チェストストラップがないと重さが肩にきますし荷物が身体と一体にならず重く感じられます。多少の出費にはなりますがチェストストラップはあったほうがよいです。
海外旅行を想定するとうれしいところ
TRANSPORTER 40は海外で使われること想定して作られているように見えます。
ファスナーがぜんぶ背中側についている
メインはもちろん側面もトップもファスナーが背中側についています。しかも一番開けられやすい側面のファスナーは下から上に開けるように設計されています。
つまり背負った状態では開けにくい構造なのです。これは防犯を意識しているのかな。
ファスナーが見えない分見た目がすっきりしているのもクールです。
メインスペースのファスナーには南京錠用の穴がある
ごらんのようにメインスペースのファスナーには南京錠で鍵がかけられます。防犯意識高いですね。
もちろんバッグを切られたらおしまいなのですが、「おれは油断してないんだぜ」という姿勢を見せることができます。
ザックの上下に持ち手がついていて取り回しがよい
TRANSPORTER 40には上下に持ち手がついています。山用のザックにはまずありません。
上下に持ち手がついていると機内での荷物の上げ下ろしに重宝します。上下についているから両手でしっかりと持てますね。中にはPCを入れるでしょうから、どんなときでも荷物をしっかり扱えるのは大きなメリットです。
あえて言うと折りたたむ意味はあまりない
ありえないほど小さく折りたためる構造に感動して買ってしまいましたが、メインで使うつもりなのでじつは折りたためることにそれほど意味はありません。
邪魔になったら小さくたたんで置いておける程度です。
たたんでいると癖もついてしまいますから普段は広げておくのがいいでしょう。
サブとして使うなら折りたたみ機能は使えますよ。
まとめ:TRANSPORTER 40は折りたためるのにメインで使える海外旅行に適した40lのザック。
- 安いし折りたためるけど生地は強い。アフターサービスもしっかりついているよ。
- 防犯意識の高いザックだよ。
- 機内やバスの中での取り回しが意識されているよ。
- 5つのスペースで荷物を小分けにできるし、すっきりしているわりに収納力は高いよ。
- 15インチまでのPCは入るよ(ケースに入れておこう)。
- ちなみに内側がライトグリーンなのは、荷物の視認性をよくするためだそうです(L-Breath店員さん談)。
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