具体的に教えてくんなきゃわかんないでしょー!!!
こんにちは。駆け出し相場師のカトー(@hisayosky )です。トレーダーではなく「相場師」です(理由は後ほど)。
相場師には最低限必要な道具があります(なおここでは投資をする人全般を指して相場師と呼びます)。
- 場帖:値動きの記録。
- 玉帖:売買の記録。資金管理を兼ねている。
- チャート:場帖の値をグラフにしたもの。自分でグラフ用紙に書く。
の3つです。
これに加えて注文を出すための「取引ツール」があれば相場師は開業できます。
ところで、これらの道具をそろえるのにいくらかかると思いますか?
試みに計算してみたところ24,070円でした。
これは取引ツールとしてスマホを新しく買った場合の金額も含みますから、スマホをはじめからもっているなら開業資金はたったの4000円弱となります。
立派に収入が得られるわけですしこれで生計を立てている人もいます。利益が出れば税金だって払います。
真剣にやるなら開業と言ってもまったく差し支えありません。
こんなに少ない資金で開業できる商売って他にあるでしょうか。
今日はぼくが実際に取引で使っている道具を紹介します。びっくりするほどアナログですから驚かないように。
道具その1:場帖と玉帖
ルーズリーフ
ぼくが使っているのは「コクヨ キャンパスルーズリーフ (CYO-BO PAPER) B5 A罫 50枚」です。
場帖も玉帖もおなじルーズリーフに書いて1冊のバインダーに綴じて管理します。
ノートでなくルーズリーフがよいし、 ルーズリーフなら厚手のものがよいとされています。
背を綴じたノートではなく、ルーズリーフの厚目の用紙がよい。ルーズリーフだと、前の動き(用紙)を、いまの用紙の上に置けば、続けて値動きを辿ることができるからだ。
出典:板垣浩『プロが教える株式投資』同友館
これにしたがってルーズリーフを選びました。
探してみると厚手のルーズリーフは種類がありません。ほぼこれ一択です。
厚手であることの意味は書かれていませんでしたが、紙が厚いと「記録が雑になりにくい」と感じています。
ページを繰るにしても数字を記入するにしてもふつうのルーズリーフより確実に丁寧になります。
丁寧であることは取引において有利な資質です。
ただ厚いだけですがちゃんと意味はあります。
【開業資金その1】厚手のルーズリーフ:320円
バインダー
ぼくは「レイメイ藤井 バインダー ビジネススリム B5 ブラウン」を愛用していますが、ぶっちゃけB5サイズで26穴ならなんでもよいです。
ぼくの場合は「取引は遊びじゃない。仕事だ」という戒めを込めてビジネスタイプのものを選びました。取引は往々にして趣味的になりやすいのです。
1年分の場帖、玉帖、ノート、元帖(資金管理)をこの1冊で管理します。
遠方に行くときは持ち運ぶのでスリムサイズがちょうどよいです。スリムサイズでも1年分の紙を十分収められます。
【開業資金その2】バインダー:1403円
道具その2:チャート
方眼紙
こちらは「コクヨ 方眼紙 A3 50枚」です。
文房具店にもホームセンターにも売っています。特別なものではありませんが、ふつうはあまり買いませんよね。。。
株の相場師の世界では1000ミリ×700ミリが一般的なようです。A3よりずいぶん大きいです。
グラフ用紙はなるべく大きなものがよい。文房具店で売っている1000ミリ×700ミリの1ミリ方眼がよい。見易いからだ。この「見易い」ということは、グラフだけでなく、場帖から他の資料すべてにわたって必要な条件で、そのほうが万事うまくゆくからだ。
出典:板垣浩『プロが教える株式投資』同友館
ぼくがやっているFXでは株のように値が2倍、3倍になることはありません。なのでA3で十分と考えています。
280ミリ×400ミリ方眼だと半年分の値動きがちょうど1枚に収まります。つまり1年の値動きが2枚で記録できるのです。
これはチャートを並べて眺めるときにもたいへん都合がよいです。しかもこのサイズなら置き場所に困りません。
この点においてもFXのチャートはA3サイズでよかろうと考えます。
【開業資金その3】グラフ用紙:659円
道具その3:取引ツール
スマホ
スマホは好きなものを使えばよいです。ぼくは「Acer Liquid Z530」を使っていますが一定のスペックがあればなんでも構いません。
スペックとはおもにメモリのことですね。2ギガあれば十分です。1ギガのスマホでもできますが2ギガあるとスムーズです。
ぼくのスマホはいわゆる格安スマホですが、取引ツールとしての役割は十二分に果たしてくれています。高いスマホだからよいということはまったくありません。
パソコンは必要ないの?と思うかもしれませんが、必要ありません。取引するだけならスマホで十分です。もしくはタブレットでも可。
【開業資金その4】格安スマホ:19,800円
SIMカード
通信会社も現在使用のものでいいのですが、新しく契約するなら格安SIMをおすすめします。大手キャリアにくらべて通信費が桁違いに安いからです。
ぼくは「DMMモバイル」を使っています。
プランは「データ通信SIMプラン」の1GにSMSを追加しています。出先でちょっと使うだけなのでこのプランで十分です。うちではWiFiにつなげて使います。
格安スマホに格安SIMを差してデータ通信を行う場合、契約にSMSをつける必要があります。
SNSなら使うけど。
でも必要です。SMSをつけないとずっとスマホが電波を探してしまいあっという間に電池がなくなるという現象が発生してしまいます(セルスタンバイ問題という)。これを防ぐためにSMSの契約が必要です。
ちょっとだけお得情報なのですが、DMMモバイルのSIMはアマゾンで購入すると契約事務手数料(3000円)が無料になります(2018年1月現在)。
なので1G+SMSの場合、初月にかかる費用は、
カードの購入代金864円+SIMカード準備料394円+1G通信費480円+SMS150円=1888円
となります。
【開業資金その5】初月の通信費:1888円
まとめ:相場師の道具はとても安上がり。たったこれだけで取引がうまくいく可能性がぐっと上がるのであるよ
- 24,070円の内訳
=ルーズリーフ320円+バインダー1,403円+グラフ用紙659円+格安スマホ19,800円+SIMカードおよび初月通信費1888円 - たったこれだけの道具を使うだけでいいかげんな取引にはならないはずだよ。
- アナログすぎてぜんぜんトレーダーってかんじじゃないでしょ? だから相場師なのだよ。
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