こんにちは。カトーでございます。
前回、投資を始めるときににやってはいけないことについて書きました。
【あわせて読みたい】>>投資初心者がやってはいけないことについて書いた記事です
やってはいけないことを裏返せば「やるべきこと」になります。
やるべきことは3つあります。
- 正しい勉強をすること
- 必要な道具を揃えること
- 練習をすること
この3つを説明していきます。
正しい勉強をすること
ここでいう正しい勉強とは「当てようとするのではなく相場の動きにどう対処するのかを学ぶ」という意味です。
対処としてできるのは、資金管理と玉の操作だけです。
- 資金管理
どうすれば資金を失うことなく生き残れるか。資金を失う確率を限りなくゼロに近づけられるか。 - 玉の操作
相場が動いたときに玉をどう動かすのか。増やすのか減らすのか、買うのか売るのかというシナリオを何通りか考えておけるようにする。
勉強方法は先生を探してもよいし自分で本を読むのでもいいと思います。
ただし知識を得るだけではダメです。あとで出てきますが練習が絶対に必要です。
道具を揃えること
ここでいう道具とはもちろん売買ソフトのことではありません。場帖、玉帖、チャートの3点を指します。
- 場帖:値動きの記録。
- 玉帖:自分の売買の記録。資金管理簿を兼ねている。
- チャート:場帖の値をグラフにしたもの。自分でグラフ用紙に書く。
本当はこれに資料が加わりますが、はじめはなくてもよいでしょう。
というかぼくは現在も資料をもっていません。かわりに「ノート」を持っています。
これは自分の取引を振り返ったり、これからの方針を立てたりするために使います。
練習をすること
世の上手下手のあるものはすべて研究したら上手になるのではない。ゴルフでもピアノでも、俳句でさえも、研究したら上手になるだろうか。知識の集積は上手下手と関係ない。もし、知識が必要だとすれば、どうしたら上手になるか、という筋道を知るための知識でなければならない。そして実行し、なれてゆくことだ。
出典:板垣浩『自立のためにプロが教える株式投資』同友館
引用のとおり。勉強は少しで練習に労力を割いたほうがいいです。むしろ練習しながらのほうが勉強になります。
「どうしたら上手になるかという筋道を知るための知識」を得るには繰り返し練習をするしかありません。
ちなみに2017年のぼくの取引回数は267回でした(損益を確定した回数です)。これが練習の回数と思っていただいてけっこうです。
ネットにはデモトレードといって自分のお金を使わずに取引が体験できるサービスがあります。本物のお金を使わないのでゲームみたいなものです。
仮に損をしても痛くもかゆくもないですから練習にうってつけと考えられがちですが、これには賛否があります。
ぼくは使わない派です。
フォールス・ワーク(偽せ売買)は、絶対にいけません。あれは不思議に逆効果になります。真剣味がないからかもしれませんが、もっと本質的に駄目な要素があるのだと思います。
出典:林輝太郎『株式上達セミナー』同友館
上の引用は外国銀行に勤める50代の為替ディーラーの言葉として紹介されています。
デモトレードが本当にダメなのかどうはわかりません。要は使い方だと思いますが、竹刀なら勝てるけど真剣では勝負にならないことがあるのと同じように、デモトレードがうまくいくのと実際に売買できるのとはまた別の話かと思います。
デモトレードをするくらいなら、ごく少額の資金で実際にやってみるのがよいと考えています(ぼくはそうしました)。
やり方さえ間違っていなければ、そんなに簡単に資金を失うことはありません。
まとめ
投資を始めるときにやるべき3つのこととは、
- 正しい勉強をすること
- 道具を揃えること
- 練習をすること
です。
いずれも相場の動きを予想するためのものではなく、相場の動きに対処するために必要なことです。
ちゃんちゃん。
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