今回は2020年にやってよかったことを棚卸しして、21年にすることも考えてみました。
ではいってみましょう。
2020年。会社員としてやったこと
- 寝ていても申し込みが入る仕組みを作る
- Webマーケティング部門の仕事の枠組みを作る
- Webマーケティングにおける自社なりの勝ちパターンを見つける
振り返ってみるとやったのは上記の3つです。
はじめから計画していたわけではなく、その場その場で足りないと思ったことを実行していきました。
寝ていても申し込みが入る仕組み作り
弊社は社会人向けのビジネススクール です。
高額商品なので、最終的な申し込みは対面営業に頼らなければなりません。
その上で資料請求などの申し込みがどのくらいあれば良いかを計算して目標値を設定しました。
具体的には「毎日2件」。
これは達成でき、現在は見込み客に困らない状態ができました。
やったのは「ホームページを見やすく整理」と「定期的な情報発信」だけ。
あまり難しいことはしてないし、そもそもできません。
施策以前に、やるべきことをちゃんとやるだけでも伸びるんだなとわかりました。
Webマーケティング部門の仕事の枠組み作り
インハウスのWebマーケティング担当は、ともするとホームページ更新を中心とした単純作業で終わる恐れがあります。
ぼくが配属された時は更新作業の受け渡しがあったのみ。
Webマーケティングっぽい話は何一つありませんでした。
じつは引き継ぐほどのWebマーケティングの体制がなかったのです。
そこで担当者が変わっても運営していけるようなWebマーケティングの枠組みを作ることにしました。
もちろんはじめからそう思っていたわけではありません。
やっていくうちに「そのほうが便利だよね」と気づいたのです。
やったのは、施策の結果を観測する型を作ること。
エクセルシートに毎月数字を埋めていけば変化がわかるようにしました。
ただし、これを見て何を考えるかはその人次第です。
じつはWebマーケティングで求人をしても、スキルが十分な人が来るとは限りません。
むしろ来ないと思った方がいい。
未経験の人が来たとしても「どこを見るか」さえわかれば、なんとかスタートは切れるはず。
そのための型は作ったつもりです。
自社の勝ちパターン探し
現状は申し込みに困っていませんが、将来に向けた種まきはやっておかねばなりません。
問題はどこに種を撒くかです。
結論としては「情報発信」でした。
「なーんだ」という感じかもですが。。。
まずはメルマガ。
弊社の場合はメルマガが各種お申し込みをプッシュする強力な武器になっています。
これを毎週続けていけば、獲得件数はかなり安定するはずです。
またブログ記事からのお申し込みがかなりあることもわかりました。
今は2、3の記事が入り口になっていますが、これを増やせたらより盤石な体制が作れます。
これらはまさに「緊急ではないが重要」に当たるタスクです。
2020年。本業以外でやったこと
「会社員になったから副業はもういいや」とは微塵も思っていません。
むしろフリーの時にやり切れなかった悔しさもあって、諦め切れず続けています。
やってみてわかったのは「会社員やりながらクライアントワークは無理」ということ。
あくまでぼくの場合です。
がんばってやっている方はたくさんいますので、一般論として不可能という意味ではありません。
では今の自分でもできるのは何なのか。
どんな形なら無理せず続けていけるのか。
いろいろやってみた結果、広告運用がちょうどよかったです。
商材はアフィリエイト。
SEOでやっていたことを広告でやるだけなのですが、ぼくにとっては広告の方がはるかに成果が出しやすかったですね。
やってよかった習慣
こまごまとしてますが、習慣として取り入れてよかったこともあるので紹介します。
靴磨き
毎週金曜日に磨いてました。
気持ちがリセットできるのと、単純にきれいな靴は気持ちがいいから。
この1年で自分が思っていたよりずっといい結果が出たのも、案外つながっているんじゃないかと思っています。
ノートを持った
考えたことをノートに書きつけていました。
やり方は岡田斗司夫さんの「スマートノート」に倣っています。
ぼくはいいことも悪いこともわりとぐるぐる考え込んでしまう性格で、勝手に消耗して自滅していました。
しかし思っていることをノートに書くと無駄なぐるぐるが止められます。
結果、閻魔帳みたいなページができてしまうのですが、メンタルの安定には有効でした。
もちろんアイデアも書いてます。
書くと思いつきますし、後から見て思い出せるので、その意味でもよかったです。
人に会うようにした
コロナ禍ではありましたが、様子を見つつできる範囲で人に会っていました。
オンラインでも話はできますが無駄な話はしにくいですし、深い話を引き出すのはなかなかむずかしい。
ぶっちゃけ、今年の気づきは直接会った人から得たものが圧倒的に多かったです。
むずかしい状況ではありますが、今後もオフラインは大切にしていきます。
バッティングセンター
野球経験はありません。
手軽な運動を探したらバッティングセンターにたどり着きました。
バッティングのいいところは以下の4点。
- 好きな時に一人でできる
- 1打席300円。コストもお手軽
- YouTubeなど研究材料が豊富。
- 改善すると結果がすぐわかる
はじめはボールに当たらないし、スイングもまともにできていなかったのが、仮説を立てて試すと改善してくる。
そこが気持ちいいですね。
まだ下手なので、いい当りが出れば爽快というギャンブル的な楽しさもある。
2021年にやってみること
1年間インハウスでWebマーケティングやってみて、自分が目指す方向は「グロースハッカーかも」と思うようになりました。
グロースハッカーは2010年ごろにできた言葉だとか。
ぼくは「Webも含めた広範囲にわたるマーケティング施策で企業の成果を飛躍的高める職種」と理解しています。
今やっていることが小さなグロースハックなので、この道を突き進んでいけばグロースハッカーになるでしょう。
足りないピースはいろいろありますが、まずは戦略思考を実践することかなと思っています。
もう一つ課題として挙げるのが「お金の使い方」。
年末休みにいろんな人と話しまして、直近取り組むべき課題は「お金の使い方」とわかりました。前から思っていたけれど、お金を使うのが圧倒的に下手。上手な人の使い方を聞いて、それがよくわかった。上手な人は「使ったらそれ以上に返ってくる」と言うんですよね。それがわかる使い方をしよう。
— カトヒサ🇯🇵学校のWebマーケ担当 (@hisayosky) December 30, 2020
ぼくはお金はなるべく使わないのをよしとして生きてきたので、使うことにめちゃくちゃ抵抗があります。
ところが自分の事業を持っている人と何人か話してみたら、考え方がまったく逆だったんですよね。
簡単にまとめるとこんな感じ。
- 「お金が残っている=成長のチャンスを逃している」なので、貯金は最小限にしてあとは使う
- お金は貯めるものではなく循環させるもの
- 見返りを求めずに使ったお金はそれ以上になって返ってくる
- お金とは執着。執着は手放した方がうまくいく
話としてはわかるのですが、実感は伴っていないのが現状です。
なのでこれを実感できれば成功と考えて、2021年はお金を使っていきます。
今までも「消費」と「浪費」はしないように意識していました。でもそれとはちょっと違う。
具体的なリターンが見えにくかったり、すぐに現れたりしない分、一段レベルが上の使い方になりそうです。
まとめ
以上、「2020年にやってよかったこと&21年にやってみること」でした。
来年もいい年にしてやりましょう。
よいお年を。